アジフライも美味かった!? 横須賀市の精肉店直営の食堂『味処 なっとく』へ

アジと言えばアジフライ！　というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。神奈川県横須賀市にある精肉店直営の食堂『味処　なっとく』を訪れました。

■美味しい肉を求めて？　横須賀市上町へ

　美味しいアジフライを求めて、筆者（増井貴光）がやってきたのは神奈川県横須賀市です。天気も良いので三浦にでも行こうかと走ってきました。昼も過ぎてお腹へったなぁと思ったのは京急「横須賀中央駅」辺り。そういえば以前取材した人が横須賀で精肉店直営の食堂をやっていると言っていたことを思い出し、調べてみるとかなり近い。これは行かないという選択肢はありません。

バイクで京急「横須賀中央駅」辺りから走って上町（うわまち）にある精肉店直営の肉料理店「味処　なっとく」にやってきた

　国道16号から県道26号（三崎街道）に入り、坂を上ると上町という住所になります。後で聞いたら「かみまち」でも「うえまち」でもなく「うわまち」だそうです。

　上町3丁目の三叉路を過ぎて左手にエネオスのある交差点を左に曲がると、目的の店「味処　なっとく」に到着です。

　店の前に愛車のホンダ「CT110」を停めて店内に入ると、カウンター席と座敷があります。以前取材したハーレーダビッドソン「ローライダー」（1982年モデル）やホンダ「モンキー」などを所有する店主の鈴木直義さんに挨拶し、カウンター席に座りました。

「お昼の定食メニュー」を見ると、「とんかつ定食」や「からあげ定食」、「かつ丼定食」など肉系のメニューが並ぶ中に「アジフライ定食」もあるではないですか！　頭の中は到着する前から肉モード、胃も肉を欲していますが、使命感を持って「アジフライ」を頼むべきか……と、平静を装いつつ頭と胃が葛藤しています。

カウンター席からは、揚げている様子も見える

「とんかつ」か「アジフライ」かグルグルしていると、そうだ！　両方頼めばいいんだ！　と急遽閃きました。鈴木さんに確認すると単品もできるということなので「とんかつ定食」に単品で「アジフライ」をお願いします。

　ランチの人気メニューは「レバーニラ炒め」と「からあげ」で、「レバーニラ炒め」は毎週水曜日の「日替わり定食」で提供しているそうです。

　カウンターからは厨房が見えて、揚げている姿を眺めながら出来上がりを待ちます。

■マイチョイスに「なっとく」、豚と鯵の揚げ物ダブル!!

　心地よい揚げ音が消えたかな、と思ったら「とんかつ定食」と「アジフライ」単品が出来上がってきました。名付けて「オレのなっとく定食」です。

筆者が注文したのは、「とんかつ定食」に単品の「アジフライ」をプラスした、名付けて「オレのなっとく定食」

「とんかつ定食」は、とんかつにキャベツ、ご飯、味噌汁、漬物です。「アジフライ」もキャベツの千切りがたっぷりにタルタルとレモンが添えてあります。

　まずは「アジフライ」からいただきます。予想よりも大きめです。とんかつと同じ油で揚げているせいなのか、油の香りで食欲が増してきます。衣はやや厚めですが、サクサクの揚げ具合で身はホクホクです。ご飯のおかずにちょうど良い感じのアジフライです。「アジフライ定食」では、アジフライは2枚だそうです。

　続けて「とんかつ」をいただきます。アジフライと同じくサクッとした衣に、豚肉にはうっすら甘味があって美味しい！　さすが精肉店直営です。揚げ物ダブルはきついかとちょっとビビってましたが、どちらも美味しくてサクサク食べてしまいました。次回は「レバーニラ炒め」に挑戦したいなぁなどと思いつつ完食です。

「味処　なっとく」の隣にある「MEAT SHOP SUZUKI」では、精肉はもちろん、キャンプに良さそうな加工品も多く扱っている

　会計を済ませて一度外に出ると、テイクアウト用の「からあげ」などを販売しています。その隣の「MEAT SHOP SUZUKI」にお邪魔します。こちらは創業40年の老舗で、鈴木さんのお父さんの店です。

　お父さんは、1970年代からハーレーに乗っていたベテランのライダーで、当時の話なども聞かせていただきました。そして店の方は、精肉はもちろん、加工品や牛タン、牛もつ、スペアリブなども販売しています。小分けにされているものもあるので、キャンプ用に購入する客も多いそうです。

　これはキャンプに行く時に買いに来なくてはと思いつつ、横須賀を後にしました。