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どんな由来があるのか知ってる? バイクにまつわる専門用語

バイクのニュース / 2024年12月21日 9時10分

バイク関連の言葉には、独特な単語が数多くあります。これらの単語の意味を理解していても、その由来まで知っている人はそれほど多くないのではないでしょうか。では、バイクにまつわるさまざまな用語は、どのように生まれたのでしょうか。

■どんな由来を持ってるの? バイクにまつわるさまざまな専門用語

 バイクに乗り続けている間に、知らず知らずのうちに「バイクならではの専門用語を使うようになっていた」という人は多いと思います。しかし、その用語の語源や由来を気にしたことはほとんどないかもしれません。

 バイク用語の中には、バイクには関係なさそうな、ちょっと変わった言葉も存在します。

 ではバイクにまつわる単語には、どういった由来があるのでしょうか。数おおくあるバイク用語から、いくつかピックアップして紹介します。

「アンコ抜き」とは、バイクのシートの中に入っているポリウレタンなどのクッション材を削り取り、シートの形状や厚み変えること「アンコ抜き」とは、バイクのシートの中に入っているポリウレタンなどのクッション材を削り取り、シートの形状や厚み変えること

●アンコ抜き 

「アンコ抜き」とは、バイクのシートの中に入っているポリウレタンなどのクッション材を削り取り、シートの形状や厚み変えること。

 ライダーの体格に合わせて座り心地を改善することができ、シートが低くなるので足つきに不安がある人にとってメリットが大きいカスタムです。和菓子に使われる「あんこ」をクッション材にみたてた事が語源といわれています。

●千鳥走行 

「千鳥走行」は、マスツーリングなど大勢で公道を走る際に、2列になり左右のバイクが互い違いになって走行すること。

 小さくまとまって走行でき、全体の状況を把握しやすくなる上に、バイク同士の車間距離を一定に保てるメリットがあります。千鳥の足跡のように交互に並んで走る見た目から、そのように呼ばれるようになりました。

●ヘアピン 

「ヘアピン」とは、U字に折り返すように曲がるコーナーのきついカーブのことで、ヘアピンカーブの略称です。

 円を描くように急激に曲がるカーブの形が、髪留めのヘアピンに似ていることが語源となっています。

●クォーター 

「クォーター」は、排気量250ccのバイクのことで、英語で4分の1を意味する言葉。排気量1000ccのバイクの4分の1が250ccにあたるため、このように呼ばれるようになりました。

●エンスー 

「エンスー」は、バイクやクルマにとても詳しく情熱を注いでいる人のこと。

 英語の「エンスージアスト(Enthusiast)」が語源で、直訳すると熱心な人、愛好者などの意味があり、略してそう呼ばれるようになりました。

「タンデム」はバイクで2人乗りをすることで、「Tandem」はラテン語で「縦に並んだ」という意味「タンデム」はバイクで2人乗りをすることで、「Tandem」はラテン語で「縦に並んだ」という意味

●ネイキッド 

「ネイキッド」はカウルに覆われていない、もっとも標準的なバイクのことで「ネイキッドバイク」と呼ばれています。

 英語で「Naked」は「裸」や「むき出し」といった意味があり、車体がカウルで覆われたフルカウルのバイクに対し、エンジンがむき出しの状態となっているスタイルから、そう呼ばれるようになりました。

●ナナハン 

「ナナハン」とは、排気量750ccのバイクを呼びやすくした愛称のことです。ひと昔まえはナナハンという言葉が大型バイクの代名詞となっていましたが、現在は死語となっています。ちなみに、50ccの原付バイクは「ゼロハン」とも呼ばれていました。

●タンデム 

「タンデム」はバイクで2人乗りをすることで、「Tandem」はラテン語で「縦に並んだ」という意味。もともとは2頭の馬を縦につなげた馬車のことを、タンデムと呼んでいました。

 それが、いつしかバイクで2人乗りをすることを「タンデム走行」と呼ぶようになったのが言葉の由来です。

 ちなみに、バイクの2人乗りで後部座席の同乗者のことを「タンデマー」または「パッセンジャー」と呼び、後部座席のことを「タンデムシート」といいます。

●メットイン 

「メットイン」は、スクーターのバイクのシート下に設けられた収納スペースのこと。主にヘルメットを収納することを想定してつくられているため、メットインと呼ばれています。

 メットインという言葉は一般的に広く浸透していますが、じつはホンダの登録商標。そのため、他社メーカーのカタログ上では「シート下トランク」などと表記されています。

※ ※ ※

 バイクに長く乗っている人ほど、知識が増えて語源や由来がわからない言葉も増えて来ると思います。気になるバイク用語をみつけたら、そのルーツを自分で調べてみるのもおもしろいかもしれません。

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