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バイクに乗ろう! カワサキのネオレトロモデル『W230』に試乗するよ〜高梨はづきのきおくきろく。〜

バイクのニュース / 2024年12月18日 13時20分

毎月の8日がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』。カワサキのネオクラモデル『W230』に、いよいよ試乗するよ!エストレアを所有してる私は、『W230』の発売を心待ちにしていました。長い間愛されているWの系譜を試乗を通して紐解いていくよ!

■カワサキのネオクラモデル『W230』をお届け

 皆さんこんにちは、高梨はづきです。

 今回の記事では、カワサキから発売したばかり『W230(ダブリューニーサンマル)』をお届けしていくよ!

カワサキ『W230(ダブリューニーサンマル)』に試乗していくよカワサキ『W230(ダブリューニーサンマル)』に試乗していくよ

 先日、カワサキの試乗会が開かれたので、同社のエストレヤを所有しているわたしは気持ち前のめりに参加させてもらったよ!その日、試乗させてもらったのはW230とメグロS1。この記事ではW230を紹介していくね!

 Wの歴史をざっくり話すと、1960年に川崎重工が目黒製作所を吸収したところから。メグロを引き継いだカワサキが、1966年にメグロK2をベースとして産みだしたのがX650というバイクで、そこから更に改良してできたのが650-W1なんだ。この650-W1で、世界にカワサキの名前が知られるようになり、その後W400とW800とWの系譜が続いていき、今では長く愛されているモデルに成長したんだよね。

 わたしの愛車である、同社のエストレヤは、W800から派生して生まれたバイクなので、このW230とは従兄弟みたいなものかな? Wの新たな仲間が増える瞬間に立ち会えて嬉しい!

W230とメグロS1は、『伝統』と『継承』というコンセプトで造られた(左:メグロS1/右:W230)W230とメグロS1は、『伝統』と『継承』というコンセプトで造られた(左:メグロS1/右:W230)

 W230とメグロS1を出すにあたっては、『伝統』と『継承』というコンセプトで造られたみたい。今回紹介するW230は、初代Wである、650-W1をオマージュしてデザインされたモデルなんだ。

 そこで気になるのは、排気量がなんで230クラスなのか?

 開発担当者の方たちは、Wとメグロを造るにあたって、当然、排気量をどのクラス帯にするか悩んだそう。久しぶりにWのニューモデルを出すのであれば、やはり初心者の方に選んでもらっても、いつまでも乗っていられるようにという願いが込められ、アンダー250の方向に。

 さらに、エンジンはエストレヤと同じ250ccにするかKLX230のエンジンにするかまで絞り込んだところで、トコトコゆっくり走るバイクというジャンルに収まらない、ワインディングをスポーティに走れるようなバイクにしたいということで、エンジンの燃焼効率、エネルギー効率がいいKLX230のエンジンが選ばれたんだとか。Wの歴史と開発者の想いを重ねて知ると、試乗とはいえハンドルを握る手に力が入るね!

■まずは、足付きチェックから!

 シート高745mmは、わたしの身長(158cm)で両足がしっかり接地するよ。車重は143kgと、非力な女性でも横に立って押し歩きしやすい重さ。上体がしっかり起き上がりハンドルまでの距離もちょうどいい。

シート高745mmは、わたしの身長(158cm)で両足がしっかり接地するシート高745mmは、わたしの身長(158cm)で両足がしっかり接地する

 そのままハンドルを振ってみたけど、かなり軽い〜! 私の所有するエストレヤはフロントが少し重いから、初めて乗る人にとってはちょっぴり一苦労なんだけど、それと比べたら軽すぎてたくさん左右にフリフリしてしまった。愛車に対してちょっと罪悪感。笑

■では、エンジンをかけて出発!

 セルボタンを押すと、単気筒のいい音が響く。「ドゥルルルルルルル」という細かく刻むリズム音。カワサキのマフラー専用部署がこだわりを持って造られたマフラーなんだって。Wといえば、音がいいでも有名だもんね。肝入りってやつですな。

マフラーからいい音色を出すために色んな構造があるマフラーからいい音色を出すために色んな構造がある

 少し脱線するけど、試乗会場では、開発の最終段階まで試行錯誤が行われたマフラーが中身剥き出しで展示されていたんだけど、わたし、今までマフラーの中身を見たことなくて、なかなか見れるものでもないと思うのでかなり感動!

 マフラーからいい音色を出すために色んな構造があって、吹き抜ける穴の大きさや数でいいサウンドが決まるみたい。今回、W230とメグロS1を出すにあたっても、サウンドの改良が行われたんだって。こだわりを持っていいサウンドを作るって楽器職人さんみたいだよね!

カワサキ「MEGURO S1/W230」開発リーダー高谷 聡志さんカワサキ「MEGURO S1/W230」開発リーダー高谷 聡志さん

 開発リーダー高谷聡志さんは「もっともっとマフラーの音色を追求したかった」と漏らしていたので、本当に職人さんの悩みそのもの。マフラーだけをずっと考えてきたマフラー担当部署の方たちにとって、最高のモノを追求し続けるのが仕事なわけだけど、きっと100点満点の正解はないんだろうね。愛を持って取り組んだから、思うこともたくさんあるのかな、とまるでドラマのようなシーンを想像してみたり。

 わたしにとっては、充分いい音だと思ったけど、カワサキのそういうモノづくりへの姿勢が好き!

 アクセルをひねって走り出すと、特に違和感なくスマートに発進してくれたW230。低速にはしっかりとパワーを感じたので、扱いやすいバイクって感じ。すぐにギヤアップして、スピードを上げていくと、サラサラと軽やかに操れるので走行が楽しい。

低速はしっかりとパワーを感じ違和感なくスマートに発進してくれる低速はしっかりとパワーを感じ違和感なくスマートに発進してくれる

 車体はわたしの小さな身体にもフィットしてくれて、少し乗っただけでも馴染んだ感覚があったよ。乗るのに緊張しない大きさなので、誰でも扱いやすくて小回り自由自在なのは素直に嬉しいね。

 もしも、小回りの時にフラついたとしても足を着地してすぐに建て直せるくらい軽いから、アクティブに扱えるのは安心できていいね。カーブは曲がってからの立ち上がりもしっかり起き上がってくれて、曲がる楽しさも味わえたよ。

スピードを上げ、アップダウンの多い道でも路面からの振動を感じるものの、渋かわいいタックロールシートにより身体は痛くならなかったスピードを上げ、アップダウンの多い道でも路面からの振動を感じるものの、渋かわいいタックロールシートにより身体は痛くならなかった

 スピードを上げ、アップダウンの多い道を走ってみた。多少、路面からの振動を感じるものの、渋かわいいタックロールシートによって、お尻フカフカなので身体は痛くならなかったし、街中を4速〜5速で走り抜けている時が一番気持ちよくていつまでも乗っていられる気がした。このクラスは、ギヤを幅広く使って楽しめるので、街中でもバイクに乗っている満足度が高いからいいよね!

 エンジンブレーキやフロントとリアブレーキは、わりと緩めのブレーキだと感じたけど、車体が軽いし許容範囲かな。万が一の時はABSが発動してくれると思うけど、攻めすぎた走行とかしなければ充分だと思う!

 今回、パールアイボリー・エボニーとメタリックオーシャンブルー・エボニーの2種類に乗ったけど、どちらの色合いも品があって、特に白は清潔感と特別感があって女性には人気そうだと思ったよ。でも見れば見るほど、エストレヤと近いものを細部から感じるので、すごく親近感あるな〜。

W230のメーターは「W」の刻印入りのアナログ2眼が採用されているW230のメーターは「W」の刻印入りのアナログ2眼が採用されている

 W230のメーターは「W」の刻印入りのアナログ2眼が採用されているよ。そこにはレトロさも感じられて、W1を継承しているコンセプトと現代の融合って感じ。こういう細かなデザインの気遣いが嬉しいひと多いんじゃないかな。

 ガソリンが11L入るタンクの横には立体のエンブレムが付いていて高級感も味わえるし、街中でガラスに映ったバイクを見るたびに、自分が乗っているのは”W230″なんだと認識させられるのを想像すると欲しくなっちゃう!

車体が軽くて気軽に扱えると「バイクに乗ろう!」って気にさせてくれる車体が軽くて気軽に扱えると「バイクに乗ろう!」って気にさせてくれる

 車体が軽くて気軽に扱えると「バイクに乗ろう!」って気にさせてくれるから、大型バイクに乗ることが億劫になってる人の日常の足代わりにも、男女ともに免許取り立て後のファーストバイクとして選ぶのにもおすすめだよ!

 …ということで本日はここまで。

 また8の付く日にお会いしましょう♪

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