俺が主役だ! 凛としたスタイルが神々しいカワサキ「ELIMINATOR SE」に試乗するよ〜高梨はづきのきおくきろく。〜
バイクのニュース / 2025年1月8日 12時10分
毎月の8日がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』。2023年東京モーターサイクルショーで注目していたカワサキのクルーザーモデル『ELIMINATOR SE』に、いよいよ試乗するよ! 発売前から話題を集めていた「エリミネーター」を紐解いていくよ!
■カワサキ「ELIMINATOR SE」をお届け
皆さんこんにちは、高梨はづきです。
今回の記事では、発売されてからずっと乗ってみたかった、カワサキ「ELIMINATOR SE(エリミネーター スペシャルエディション)」をお届けしていくよ!
発売されてからずっと乗ってみたかった、カワサキ「ELIMINATOR SE」をお届け!
わたしが初めてエリミネーターSEをみたのは、2023年東京モーターサイクルショーのカワサキブース内にて。壇上で凛々しく佇み「俺が主役だ!」と言わんばかりにキラッキラにライトアップされてたエリミネーター/エリミネーターSEを覚えているよ。あの時は、注目して群がる来場者の人波をかき分けて、最前まで見に行ったなぁ。
世の中にはいろんなバイクの種類があるけれど、今回紹介するエリミネーターはクルーザーなスタイリングだから、発表・発売された当初はとても話題になったバイクなんだ。そんなバイクが今まさにわたしの目の前にあるなんて…!
クーッ…やっと初めましてができて嬉しい! 見た感じ、すっごく乗りやすそうで、そりゃ幅広い層に刺さるよなぁ…と実車をぐるっと一周しながら思うわたしだよ。
水平ラインが際立つ見た目、すっごく乗りやすそうで、そりゃ幅広い層に刺さるよ
エリミネーターが何故こんなに注目されたのかを説明しよう!
初めてエリミネーターが世の中に産み落とされたのは1986年のことなんだけど、発売してから大小さまざまな排気量のエリミネーターが登場し、たくさんの人に愛されたんだよね。2008年、排ガス規制などの理由によってエリミネーターの歴史は一度終わってしまったのだけど、それから15年経った2023年モーターサイクルショーで、新型エリミネーターが発表されると、バイクファンたちはみんな大興奮。
GPS搭載前後2カメラドライブレコーダーシステム(ミツバサンコーワ製)が標準装備されている
”世界で初めて”のGPS搭載前後2カメラドライブレコーダーシステム(ミツバサンコーワ製)が標準装備として発表されたことでも注目を集めたから、みんな気になっていたのだと思う。
車にドラレコを付けるのが当たり前になってきた世の中で、バイクに後からドラレコを付けるハードルは少し高いので、最初から備わっていた方がいいってことだよね。このご時世、何があるかわからないし、何か起きた時の記録用だけではなく、旅の記録としても仲間と共有できるのもいいよね!
■まずは、足付きチェックから!
シート高735mmは、わたしの身長で両足がしっかり接地するよ。またがる前は、車体も大きく筋肉質でドシッと貫禄のある印象だし、シートとハンドルの距離があって届くかな? って思ったけど、車重は178kgと見た目の割に軽く、またがってみたら不思議とコンパクトで扱いやすく思えたよ。
シート高735mmは、わたしの身長で両足がしっかり接地する
エリミネーターSEは400ccなんだけど、400ccクラスで178kgは比較的軽い方だね。ライディング時には、上体が起き上がった楽なポジションになるのがいいね。すこし幅広なハンドルだけど、手前に引き込むような位置にあるから操作も楽に行えそう。ハンドルの高さも疲れ知らずでいられそう。
試乗車のカラーリングは、メタリックフラットスパークブラック × メタリックマットダークグリーン。このカラーリングも相まって”漢カワサキ”が伝わってきて無骨で渋いなぁ。
■では乗っていこう!
走り出しは軽やか、だけど思っていたよりメカメカしい挙動。エンジンがNinja400やZ400と同じなんだけど、バイクの構造が全然違うから、エンジンは一緒とはいえまったく別物と言ってよさそう。
アクセルをひねると、400ccなりの車体の重さは感じず、少しの力で操作可能なので、筋力に自信のないライダーでも扱いやすい
アクセルをひねると、400ccなりの車体の重さは感じず、少しの力で操作可能なので、筋力に自信のないライダーでも扱いやすいバイクだね。クイックなアクセルワークができるので、クルージングスタイルとはいえ、きびきびした動きにも対応してくれるのが嬉しかった。乗り手の出したい速度にしっかり応えてくれるから、ストレスフリーでいいね。
カーブでは、そもそも目線が低いから、深く倒し込んでも高さが大きく変わることないのが特徴かな。バンクする時の恐怖心が少ないの。わたしの力量でもステップが擦るくらい倒し込むことができたので、これは意外な発見だったかも。フロント18、リア16インチのタイヤサイズのおかげもあって、旋回性を助けているんじゃないかなと感じたよ。
コーナリングの立ち上がりでもパワーを余すことなく路面に伝えてくれるから、バンクした状態でアクセルをひねってもあまり怖くない
横から見ると前輪タイヤと後輪タイヤの太さが違うのがわかると思うんだけど、リヤタイヤが太いと、コーナリングの立ち上がりでもパワーを余すことなく路面に伝えてくれるから、バンクした状態でアクセルをひねってもあまり怖くないんだよね。
一方、ストレートでも直進安定性が発揮される太さがあるから、エリミネーターSEはこの身なりのお陰でスポーティな乗り心地が味わえるんだね。なるほど、いいバイクだ!
クルーザースタイルをみて、連続したワインディングロードを優雅に走り抜けるイメージが先行すると思うけど、エリミネーターSEは大人でしっぽりしたバイクというより、元気でヤンチャな感じも覚えたし、ネイキッドみたいな感覚でも乗れるから走行中ぜんぜん飽きなかったな。
集中してずーっと乗っていると、細かい振動がシートからハンドルまでビリビリ来る感じはあったけど、それで手が痺れて大変ってことはなかったから許容範囲内ということで!
エリミネーターSEには、ETCやタイプCのUSBソケットも標準で備わっている
エリミネーターSEには、前述したような前後ドラレコに加えて、ETC2.0車載器キットも標準装備。さらにはタイプCのUSBソケットも備わっているので、高速充電もできちゃうよ。
タンク容量は12Lなので、ロングツーリングだと給油が必要かなと思うけど、ちょっと足を伸ばすくらいの距離なら無給油で帰って来られそう。
エリミネーターSEは、初心者の方がファーストバイクに選んでもいい
エリミネーターSEは、オプションなしでも充実したスペックが保証されてる上位モデルだから、心配性な初心者の方がファーストバイクに選んでもいいし、たまには大型のバイク以外のバイクに乗って旅の記録をしたいベテランライダーにもおすすめかな!
…ということで本日はここまで。
また8の付く日にお会いしましょう〜♪
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