見た目も走りも迫力満点!トライアンフ「ROCKET 3 STORM R」はワクワク感満載クルーザー レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション
バイクのニュース / 2025年1月12日 17時10分
レーシングライダーの石塚健選手が試乗したトライアンフ「ROCKET 3 STORM R」をインプレッションしてくれました。
■文句なし!一目惚れのカッコよさ
皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。2025年、あけましておめでとうございます!
いよいよ新しい一年が幕を開けました。昨年は沢山のバイクに試乗させていただいて、お気に入りのバイクともたくさん出会うことができました。
今年もインプレッションにレースレポートとバリバリ書いていきたいと思いますので、皆さん引き続きよろしくお願いします!
ということで、新年一発目にインプレしていくのは、トライアンフ「ROCKET 3 STORM R(ロケット・スリー・ストーム・アール)」です。
まず名前がかっこよすぎる! そして圧倒的な存在感を放つルックスなど、高級感あふれる仕上がりがもうたまりません。
トライアンフ「ROCKET 3 STORM R」とレーシングライダーの石塚健選手
これまでもバイク上級者やカスタム好きのライダー達から高い人気を誇ってきたROCKET 3ですが、ROCKET 3 STORM Rは、限定的な仕様や特別なデザインが施された高性能モデルとして、2024年に登場しました。
量産バイクとしては世界最大の排気量を誇る、2458ccの直列3気筒エンジンを搭載したマッスルクルーザー。全てがイカしていて、最高です!!
それでは先ず足つきをチェックしていきましょう。身長165cmの僕が跨ると両足ともブーツの踵がほぼ地面に着いているので、排気量から想像するとかなり大柄な車体をイメージしてしまいがちですが、足つきは良好です。
ただ車体重量は約317kgとかなりの重量級なので、取り回しには慣れが必要。慣れるまでは、かなり慎重に行う必要があります。
■見た目通りのパワフルな走りがお気に入り
では走行していきましょう。流石は2458ccという印象で、超大排気量エンジンはアイドリング時も重低音が際立ちます。
そして低回転域では迫力のある「ドロドロドロ」とした音を響かせながら、グリグリと進む感じ。
そしてクラッチをリリースした瞬間からのトルク感が、やはりレベル違いで「楽しいーー!」。
個人的にも滅多に乗らないクルーザータイプな事に加え、ここまでトルク感のあるバイクに終始興奮気味でした。
トライアンフ「ROCKET 3 STORM R」の足付き(身長165cm)
ハンドルは広めに設計されていますが、高さは低めで余裕があって、楽なポジションでのライディングが可能です。
電子制御類もコーナリングABSやトラクションコントロール、ヒルホールドコントロール(坂道発進やバックでの上り坂走行時に後退しないようブレーキを一時的に作動させる機能)などの先進的な制御技術が盛り込まれていて、安全性と快適性が非常に高いのも魅力のひとつ。
旋回中にアクセルを開けていっても、グリップが破綻することはないだろうという安心感は、とても不思議な感覚でした。
今回初めてヒルホールドコントロールというものを知りましたが、確かにこれだけ大型のバイクになると坂道では様々なリスクがあるので有り難い制御だと思います。
巨大なエンジンにもかかわらずスムーズで、意外なほど扱いやすいのがROCKET 3 STORM Rの良いところ!
極太240mm幅のリヤタイヤがもたらす直進安心性は他を圧倒しますが、そのタイヤが故に路面のギャップを拾いやすく、道路の割れ目などを通過した際に車体がブレる点が、少々気になったポイント。こればっかりはこの巨体を走らせるには仕方がないのかな? と思います。
トライアンフ「ROCKET 3 STORM R」の走りを楽しむ石塚健選手
それから右側に2本、左側に1本の配置で、独特の3本出しマフラーが装備されていますが、右足とマフラーの距離が近くて少し熱かったです(笑)。
冬場はむしろ暖かくて良いかもしれませんが、夏に乗ることを考えたら何か対策が欲しいと思ったのが正直なところ。
しかし、迫力あるデザインはなんだかザリガニというか、甲殻類の様な見た目で、個人的に一押しポイントでした。
ということで、トライアンフ ROCKET 3 STORM Rのカラーバリエーションは、鮮やかな赤と深みのある黒を組み合わせたカーニバルレッド/サファイアブラック、ダークトーンの配色で力強さと高級感を兼ね備えたサファイアブラック/グラナイト、落ち着いたブルーとマットブラックの組み合わせのサテンパシフィックブルー/マットサファイアブラックの3色展開。価格(消費税込)は298万9000円です。
ROCKET 3 STORM Rは、圧倒的なパワーと存在感を求めるライダーにとってはとっても魅力的な1台! 気になった方は是非、試乗してみてください。最後までご覧いただきありがとうございました!
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