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ヒマラヤ山脈を駆け抜けてみたい!ロイヤルエンフィールド「HIMALAYAN」はそんな夢を描かせてくれるオールマイティーアドベンチャー

バイクのニュース / 2025年1月25日 9時10分

レーシングライダーの石塚健選手が試乗した、ロイヤルエンフィールド「HIMALAYAN」をレポートしてくれました。

■アドベンチャーらしいルックスがクールな1台

 皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。

 早くも1月終盤。この記事が上がる頃には、もしかしたら2月になっているかも?ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 本格的な“真冬”まっただなかになり、バイクに乗るにはかなり厳しい寒さです。

 今回の試乗時も、コンビニで買ったホットドリンクがすぐに冷めちゃうほど寒い一日でしたが、乗っている時は寒さを忘れてしまうほど。そんな面白いバイクに出会ったので、早速インプレしていきたいと思います!

 今回試乗してきたバイクは、ロイヤルエンフィールドの「HIMALAYAN」です。

 ロイヤルエンフィールド初のアドベンチャーツアラーとして2017年に販売がスタートしたHIMALAYANは、2024年型でフルモデルチェンジがおこなわれました。

ロイヤルエンフィールド「HIMALAYAN」とレーシングライダーの石塚健選手ロイヤルエンフィールド「HIMALAYAN」とレーシングライダーの石塚健選手

 新型HIMALAYANは新開発の水冷452cc単気筒エンジンが搭載され、これまでの空冷・油冷エンジンから大幅に進化しています。

 標高5000メートルの砂地のくぼみからライダーを救い出せるようなトルクを持ちながら、その後5日間の帰路の旅も楽しむことができるという、パワフルな新エンジン。

 外観は従来のクラシカルで無骨なスタイルを維持しつつ、アドベンチャーバイクらしいルックスが特徴で、まさにヒマラヤ山脈を快適に駆け抜ける事ができそうな印象の1台です。

 先ずは足つきをチェックしていきます。シート高825mm、車両重量195㎏のHIMALAYANに対し、身長165cmの僕が跨ると両足とも地面に着きます。

 シートの先端が狭めな設計な上に、スポンジはクッション性が高く柔らかめなので、安心感を感じる事ができました。

 一方で駐車時にサイドスタンドを出すと傾きがかなり大きいので、慎重に倒すことをおすすめしたいのと、スタンドから起こす際もある程度の力と勢いが必要だったので、女性ライダーには少し大変かもしれません。

■遂に発進!ロイヤルエンフィールドが誇る最新アドベンチャーの実力

 それではエンジンを始動させて走行していきます。

 アイドリング音は単気筒特有の「ドコドコ」とした重低音が特徴で、控えめなエンジン音が落ち着く印象です。

 アクセルを開けたときの加速感はクセがなく非常に軽快。特に低中速域でのトルクが豊かで、市街地や一般道での巡航がとてもスムーズで気持ちいい。ある程度速度を出す場面でも余裕のある走りが可能で、追い越し加速もスムーズです。

 車体の重心が低めに設計されているので、ハンドリングも安定していて、カーブでのどっしりしっとりとしたフィーリングが最高に楽しい!怖さとは、全くの無縁です。

 また、フロント21インチ、リア17インチのホイールサイズはオフロードでの性能を意識したものだと思いますが、オンロードでも全く違和感はなく、むしろ直進安定性とコーナリング性能のバランスがとても良く仕上がっている印象を受けました。

 車線変更も楽ちん。なによりポジションがとっても楽で、体格にもよりますがハンドルとの距離やステップ位置、更にブレーキ、クラッチの位置まで、そのままでなんの問題も感じない設定でした。

ロイヤルエンフィールド「HIMALAYAN」のスムーズで安定感のある走りを楽しむ石塚健選手ロイヤルエンフィールド「HIMALAYAN」のスムーズで安定感のある走りを楽しむ石塚健選手

 高い位置からのライディングで視認性もよく、安全面を考えても好印象。なにより景色を見下ろすような感覚でのライディングが、最高に気持ちがいい!これなら長時間のツーリングでも疲れにくく、どこまでも行けちゃいそうです。

 また、大型のウインドスクリーンが風をしっかりと遮断してくれるので、そこも嬉しいポイント。

 凸凹道やギャップを拾ってしまう場面でも衝撃吸収性能が非常に高いので、オフロードでも心配がほとんどなく楽しめるはず。いやー、オフでも乗ってみたい!

 そんなHIMALAYANですが2タイプで展開されており、スタンダードタイプは前後チューブホイール仕様で、カラーバリエーションはSlate Poppy Blue、Slate Himalayan Salt、Kaza Brownの3色展開。価格(消費税込 以下同様)は88万円です。

 そしてプレミアムタイプは前後チューブレスホイール仕様で、カラーバリエーションはHanle Black、Kamet Whiteの2色展開で、価格は89万9800円となっています。

 100万円以下で購入できるアドベンチャーバイク、と考えるとかなり魅力的ではないでしょうか。

 HIMALAYANをオススメしたいのは、初心者ライダーでアドベンチャーバイクに挑戦したい人やオンロードとオフロードの両方を楽しみたい人、ロングツーリングを快適に楽しみたいツーリング好きな人です。

 扱いやすいエンジン特性なのと、重心が低めなので取り回しも難しくない。そして重量級のアドベンチャーバイクに比べて全てが扱いやすいことに加え、ロングツーリングを疲れず快適に楽しめるのが魅力です!

 気になった方はぜひ、バイク選びの参考にしてみてくださいね!それでは。

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