大好きな愛車にずっと乗り続けたい！ バイクの寿命を延ばす方法とは

バイクはいつしか寿命が来るものですが、できる限り愛車の寿命を延ばしたいと思っている人も居るでしょう。バイクの寿命を延ばすための方法には、どのようなものが挙げられるのでしょうか。

■ダメ！絶対！バイクの寿命を縮めるNG行為とは

　バイク乗りにとって悲しい出来事の一つとして、愛車が寿命を迎えてしまうことが挙げられます。

　そこで、できるだけバイクの寿命を延ばし、長く乗れるようにしたいと考えている人も多いでしょう。

　そもそも、バイクの寿命とはどのような状況なのでしょうか。

バイクの寿命を左右する要因の一つがエンジン

　まず、バイクの寿命を左右する要因の一つがエンジンです。エンジンはバイクの走行に不可欠であり、パーツの中でも負荷がかかりやすいため、一般的にエンジンが壊れたタイミングで寿命を迎えると言われています。

　そのため、エンジンがかかりにくい、また頻繁にエンストしてしまうなどの症状が見られた場合は、エンジンの寿命が近いサインであり、放置することでバイクの寿命もどんどん近付いてきてしまいます。

　また、走行距離が寿命の目安になる事も。排気量50cc以下の原付バイクや排気量51㏄から125ccの小型バイクも5万㎞が寿命の目安と言われています。

　そして排気量126㏄から400ccや400cc以上の中型バイク、大型バイクの場合、平均的な走行距離はどちらも5万㎞から8万㎞です。

　なお、バイクの寿命の目安はエンジンの種類によっても異なっています。一般的に2ストロークバイクよりも、4ストロークエンジンの方が長持ちすると言われており、4ストロークエンジンは10万㎞、2ストロークエンジンは5万㎞が目安の走行距離となっています。

　このように、平均的な走行距離の目安がある一方で、どの排気量クラスのバイクであっても、定期的なメンテナンスを怠ることで、寿命はさらに短くなってしまいます。

　ちなみにメンテナンスを怠ることで寿命が短くなる具体例としては、中型バイクで走行距離が約1万㎞から2万㎞ほど短くなってしまうとのことです。

■バイクの寿命を延ばすには走行し続ける事も重要

　では、バイクの寿命はどのようにして延ばすことができるのでしょうか。

　まず、エンジンはバイクの寿命に大きく関わるため、エンジンオイルの定期的な交換が重要。加えて、エンジンはオイルの交換だけでなく、内部の点検や部品の交換をおこなうことも必要です。

　また、どの排気量クラスのバイクであっても、定期的なメンテナンスをおこなうことで寿命が延びると言われています。

　メンテナンスではパーツを交換するだけでなく、きれいな状態を維持することも必要。車体が汚れたままだと、錆や傷みにつながる可能性が高まります。

　そして、バイクの保管方法も寿命を伸ばす手段の一つ。バイクは屋外に保管すると、雨や太陽の紫外線により、錆や色褪せなどが発生してしまいます。そのため、屋内に保管することで、経年劣化を防止することが可能です。

バイクは日常的に走らせることが大切で、長期間の放置は錆や劣化につながる

　一方で、愛車に長く乗り続けたいからといって、長期間走行せずに車両を放置することは、寿命を早めることに繋がります。

　バイクは日常的に走らせることが大切で、長期間の放置は錆や劣化につながるなど、バイクが動かなくなってしまう可能性大。そのため、保管する際はバイクカバーをかけることや、月に1度はエンジンを動かすことを心がけましょう。

　最後に、バイクはエンジンが動かなくなったからといって寿命を迎えるわけではありません。エンジンは修理をすることで、また乗れるようになる可能性があります。

　さらに、走行距離が長いからといって寿命が短いというわけでもありません。排気量に応じた走行距離はあくまで目安であるため、定期的なメンテナンスや保管方法によっては、目安よりも長い距離を走ることが可能です。

　なお、バイクの寿命を延ばすためには、日常的に丁寧な運転を心がけることも重要です。

　激しい運転はバイクに負担をかけてしまい、パーツなどの消耗を早めてしまうことにつながります。

　また、事故の原因にもなりかねないため、長く大切に乗るためにも安全運転を心がけるようにしましょう。