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違反じゃないの? たまに見かけるヘッドライトが黄色いバイクの謎

バイクのニュース / 2025年1月25日 16時10分

ときどきヘッドライトが黄色いバイクをみかけることがあると思います。本来白色であるはずのヘッドライトの色を変更する事は、違反にはならないのでしょうか。

■年式によってはOK!? ヘッドライトの色に関するルールとは

 道を走っているバイクを見ていると、たまにヘッドライトが黄色いバイクを見かけることがあります。

 純正のヘッドライトは基本的に白色で、黄色いバイクはレンズやバルブの色をカスタムされたものですが、ヘッドライトは夜間などの視界が悪い時に役立つ重要な部品であるため、昨今は昼間でも常時点灯するよう決められています。

 そんなヘッドライトの色を、勝手に変更しても良いのでしょうか。

バイクのヘッドライトは基本的に白色でなければならないバイクのヘッドライトは基本的に白色でなければならない

 結論からいえば、ヘッドライトは基本的に白色でなければなりません。ただし年式によっては例外的に、淡黄色のヘッドライトを使用することが認められています。

 なお、ヘッドライトやテールランプ、ウインカーのような安全の確保のために装備されている部品を「保安部品」といい、保安部品に関する細かなルールは「道路運送車両法の保安基準」に定められています。

 その基準において、ヘッドライトの色は白色でなければならないと定められているため、ヘッドライトの色をむやみにカスタムする事はできません。

 ただし「道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規定の適用関係の整理のため必要な事項を定める告示」という告示においては、平成17年(2005年)12月31日以前に製作された自動車であれば、走行用前照灯の灯光の色は、白色又は淡黄色であれば良いとされています。

 そのため、ホンダ「CB400フォア」やカワサキ「750RS」のように、2006年よりも前に生産が終了した車種であれば、問題なく淡黄色のヘッドライトを使用することが可能です。

■年式が古いからと言って全てのバイクが黄色いヘッドライトがOKな訳じゃない!

 一方、ヤマハ「SR400」やホンダ「CB400スーパーフォア」のようなロングセラーモデルの場合は注意が必要です。

 2006年1月1日を挟んで製造されていたバイクの場合、製造された年月日によって、淡黄色ヘッドライトの使用可否が変わります。

 そのため、同じバイクに乗っている知り合いがヘッドライトを淡黄色にカスタムしているからといって、自分も問題なく同じカスタムができるとは限りません。

 初年度登録が2006年1月1日以降の場合、製造年月日も2006年以降である可能性があるため、詳しい製造年月日は車台番号を元にメーカーに問い合わせれば教えてくれます。

2006年よりも前に生産が終了した車種であれば、問題なく淡黄色のヘッドライトを使用することが可能2006年よりも前に生産が終了した車種であれば、問題なく淡黄色のヘッドライトを使用することが可能

 なお、2006年以降に生産されたバイクで淡黄色のヘッドライトを使用してしまうと、ヘッドライトが適切に点灯していないことになり、整備不良違反(尾灯等)で取り締まられるケースもあります。

 整備不良違反(尾灯等)で取り締まりを受けた場合の違反点数は1点、反則金は二輪車で6000円、原付で5000円が科されます。

 なお、2006年よりも前に生産されたバイクであっても、白色、淡黄色以外のヘッドライトを使用することはできません。

 バイクは趣味性の高い乗り物であり、カスタムパーツも豊富にあるため、自分好みの1台を作れることも魅力のひとつです。

 しかしルールから外れたカスタムは、取締りの対象となるほか、事故の原因になることもあり得ます。

 ヘッドライトに限らず、どんなカスタムをする際もルールの範囲内で楽しむようにしましょう。

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