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その保管方法、あってる!? バイクを長期間保管するタイミングだからこそできるメンテナンスを徹底解説

バイクのニュース / 2025年1月27日 12時10分

バイクを長期間放置しておくと、バッテリーが自然放電で弱り、最悪の場合エンジンがかからなくなることもあります。また、タイヤが同じ位置で接地したままになると変形が起きる可能性も否めません。そんな長期間バイクを保管する時期だからこそできるメンテナンスをご紹介します。

■春のツーリングシーズンに備えて!冬におこなうべきメンテナンスとは

 寒い季節になるとバイクに乗らいという人も多いと思います。その場合、「屋内ガレージや屋外で、カバーを掛けて置いておくだけで良いんじゃないの?」と思う人もいるでしょう。

 しかし長期保管中にきちんとメンテナンスしておくことで、暖かくなった際に、快適にバイクに乗ることが可能となります。では具体的に、どのようなメンテナンスをすれば良いのでしょうか。

バイクを長期保管する際は、バッテリーを満充電にすることがおススメバイクを長期保管する際は、バッテリーを満充電にすることがおススメ

 まずひとつ目は、バッテリーを満充電にすることです。

 普段バイクを運転している際は、バッテリーはバイクに搭載された発電機によって蓄電されていますが、長期間放置していると発電がおこなわれず、放電し続けてしまいます。

 その結果、バッテリーが上がってしまい、バイクが動かせなくなる事も。そうならないためにもバッテリーの管理はとても重要です。

 対策としては、バイクを保管する前にバッテリーを満充電にすることと、充電が終わったらマイナス端子を外しておくこと。そうすることで、誤った通電を防ぐことができます。

 なお冬季から半年以上バイクに乗らないという人は、バッテリーごと外しておくのもおススメです。

バイクを長期保管する際は、メンテナンススタンド等を利用してタイヤを浮かせて保管することで、タイヤの変形を防ぐことができるバイクを長期保管する際は、メンテナンススタンド等を利用してタイヤを浮かせて保管することで、タイヤの変形を防ぐことができる

 そして2つ目はタイヤの保護。乗らない間、タイヤには意外なダメージが蓄積します。そのため、空気圧を適正値に調整しておくことが基本です。

 タイヤの空気圧は車種によって異なりますが、チェーンガード等に貼り付けられているラベルを確認して、正しい空気圧に調整しましょう。

 また、メンテナンススタンド等を利用してタイヤを浮かせて保管することで、タイヤの変形を防ぐこともできます。

 3つ目は外装や、各パーツのケア。保管する前には1度洗車をし、コーティングを施します。

 冬の間にワックスやコーティングをおこなうことで、塗装の劣化を防ぎ、春から美しい状態で走ることができます。

 また、冬の時期はとても乾燥しやすいため、ゴムパーツの劣化にも注意が必要。ゴムパーツが劣化していると、いざ動かした時にオイル漏れ等の不具合が発生してしまうこともあり得ます。

 そうならないようにするためにも、ラバープロテクトスプレーを使用して保護すると良いでしょう。

■まだまだある!バイクを長期保管する際の注意ポイント

 4つ目は、燃料を満タンにしておくこと。長期保管の際に燃料を満タンにしておく理由はタンク内の隙間を無くし、結露によるサビを防ぐためです。

 その時に、燃料コックがある車両は燃料コックをOFFにしておくことも忘れずにおこないましょう。

 ガソリンは半年程度はタンク内に放置しておいても問題ないので、長期保管の際は燃料を入れ、タンク内の保護に努めましょう。

 逆に1年以上乗らないという人はタンク内を空にして、風通しのよい場所に保管しておく事がおススメです。

長期保管の際に燃料を満タンにしておく理由はタンク内の隙間を無くし、結露によるサビを防ぐため長期保管の際に燃料を満タンにしておく理由はタンク内の隙間を無くし、結露によるサビを防ぐため

 5つ目はセキュリティ対策を万全にするということ。冬から春にかけバイクに乗らない期間が続く場合は、セキュリティ対策を徹底することも非常に重要。まず、基本的な防犯対策として、しっかりと鍵をかけることが大前提です。

 ただし、純正の鍵だけではセキュリティが不十分な場合もあるため、ステアリングロックやホイールロックなどの追加防犯アイテムを活用すると良いでしょう。

 また、知らない間に買い取り業者のチラシが貼られているケースもありますが、そのチラシは買い取り業者ではなく窃盗団のマーキングという可能性もゼロではありません。

 もしそうだとしたら、それを放置し続けていると長らく動かしていないことが丸わかりになり、盗難されてしまう危険性が高まります。

 目を離すことが多くなる季節は、事前に十分な対策を講じておきましょう。

 そして6つ目は、シートカバーの掛け方について。屋外で保管する際にはバイクカバーをしっかりと掛け、雨風やイタズラを防ぐようにしましょう。

 その際に、ただ一枚のバイクカバーをかけるだけだと湿気がこもってしまう可能性があります。

 そうならないようにするために、除湿剤を一緒に設置したり、天気のよい日にはカバーを外し、陰干しをして風を通してあげると、適切な状態が維持できます。

バイクを長期保管する際も、できれば定期的にエンジンをかけることが重要バイクを長期保管する際も、できれば定期的にエンジンをかけることが重要

 最後は、できれば保管中にもエンジンをかけること。バッテリーを外しておくことを前述しましたが、バイクの健康状態を保つには、時々エンジンをかけたり近所を少し走ったりすることで、コンディションが保てます。

 また、エンジンをかけた際は十分に暖気をおこない、アイドリングだけで終わらせず、エンジンを適切な回転数まで上げることを意識すると良いでしょう。

 愛車を長く快適に保つためには、冬の間の適切なメンテナンスが不可欠です。長期保管の際には少しの手間を惜しまず、春からの快適なライディングに備え、愛車と共に充実したバイクライフを楽しみましょう。

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