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公道でも楽しめちゃう! ホンダ「CBR1000RR‐R FIREBLADE SP」は圧倒的に乗りやすい1000㏄スーパースポーツ

バイクのニュース / 2025年2月4日 20時10分

レーシングライダーの石塚健選手が試乗したホンダ「CBR1000RR‐R FIREBLADE SP」をインプレッションしてくれました。

■シーズンインを前に今季のマシンに初乗り!

 皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。

 僕のライダーとしてのシーズンインは、3月の頭にある初テスト。4月中旬の開幕戦に向けて現在は調整期間なわけですが、今回の試乗は早めのシーズンインと言っても過言ではない!? そんな嬉しく有り難い試乗となりました。

 何故かと言うと、今回試乗してきたバイクはホンダ「CBR1000RR‐R FIREBLADE SP」! そう、今シーズン僕がレースで使用するマシンの公道仕様です。

 レースで使用するマシンはレースベース車といって、レース用に作られたマシンなので、各部に少々違いはありますが、基本的には同じバイク。

 パッと見ではほとんど違いがなく、見分けはほぼつきません。もちろん今回は一般道での試乗のため、レーシングスピードでの走行はできませんが、シーズン前に同じバイクに乗れることは、プロライダーとしてとても有り難いことです。

 そんなCBR1000RR‐R FIREBLADE SPの初乗りを終えた感想を、僕目線でお伝えしていきたいと思います。

ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」とレーシングライダーの石塚健選手ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」とレーシングライダーの石塚健選手

 CBR1000RR-R FIREBLADE SPは、サーキット走行を中心としたスポーツライディング向けに設計されており、スーパースポーツバイクの中でもトップクラスの性能を誇るモデル。

 ホンダのレーシング技術が余すことなく取り入れられており、MotoGPで使用するマシン「RC213V」から多くのフィードバックを受けて誕生しました。

 排気量は999ccの並列4気筒エンジンを搭載。シャーシはアルミ製のダイヤモンドフレーム(エンジンそのものを剛性部品の一つにしたフレームのこと)が採用され、軽量化と剛性バランスが最適化されています。

 そしてスイングアームはRC213Vと同様の設計思想を持ち、高いトラクション性能を実現。さすがのスペックです。

 外観は目を引くデザイン。フェアリングの角が立っていて、いかにも空力性能が考えられた形で、まさにレーシングマシン! というようなアグレッシブなルックスがとてもカッコいいと思います! これは所有する喜びという意味でも、とんでもなく魅力的な1台です。

 それでは足つきをチェックしていきましょう。シート高830㎜、車両重量201㎏と、やはり大きく重めなCBRですが、身長165cmの僕が跨ると、踵は浮いてしまいますが両足ともに母指球位までは接地するので、そこまで足つきは悪くありません。

■圧倒的にコンパクトな1000㏄スーパースポーツ

 早速、走っていきます! 真っ先に思ったことは、これまで多くの1000ccスーパースポーツにサーキットや公道で乗ってきた僕個人の感想ですが、CBRは圧倒的にコンパクトでポジションが楽。

 走り出しも思っていたほど強烈ではなく、若干薄めのトルク感がスムーズで操りやすく、このクラスの中ではとてもフレンドリーな印象でした。

 とはいえ、アクセルを開けはじめると一気に駆け出す加速感は言うまでもありません。

 また、CBR1000RR-R FIREBLADE SPには非常に高度で安心感がある電子制御システムが搭載されており、トラクションコントロールやウィリーコントロールなどはライダーのミスをカバーするだけでなく、サーキット走行の攻めの走りにも応えてくれる性能の高さです。

ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」のパワフルな加速感を楽しみライディングする石塚健選手ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」のパワフルな加速感を楽しみライディングする石塚健選手

 オーリンズ製のサスペンションは、サーキットでの速度域で高精度な性能を発揮する一方、一般道では路面のギャップを拾いやすく、少し硬く感じました。

 しかしそれは当然のことで、ライダーの体格やセッティングにより、ある程度自分の好みに近づけることが可能な幅を持たせてくれています。

 そんなCBR1000RR-R FIREBLADE SPは、基本的にはサーキットでの使用を前提に作られたバイクであるため、一般道でそのポテンシャルをフルに引き出すのは難しい部分がありますが、前述した通り電子制御のおかげで扱いやすさも確保されており、一般道でも十分楽しむことができました。

 そんなCBR1000RR-R FIREBLADE SPの価格(消費税10%込)は259万円。カラーは定番のグランプリレッドと、今回試乗したマットパールモリオンブラックの2色展開です。

 サーキット走行や走行会に参加する方だけでなく、峠やツーリングでスポーティーな走りを味わいたい方にもオススメの1台!

 僕も3月の初テストに向けて良いイメージができました。皆さんもぜひ参考にしてみてください。それでは!

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