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チャレンジしたからこそ味わえる絶景! タイ北部『カオコー国立公園』を自転車で巡る

バイクのニュース / 2025年1月30日 20時10分

目の前に何度も立ちはだかる厳しい坂道の先には、汗とともに手にした絶景の数々が待っています。タイ北部、ペッチャブーン県の『カオコー国立公園』を自転車で巡り、オススメのスポットを紹介します。

■いざ! レースコースで味わう達成感

 タイ北部ペッチャブーン県の北西部に広がる『カオコー(KHAO KHO)国立公園』は、標高700~1000mを超える山岳地帯です。厳しいアップダウンが連続し、自転車乗りにとってチャレンジングなエリアです。だからこそ苦労して辿り着いた景色や瞬間は、心に深く残ること間違いなしです。そんなカオコーエリアのオススメスポットを紹介します。

「カオコー国立公園」のメインエントランス前には、記念撮影にぴったりな大きなモニュメントがあります「カオコー国立公園」のメインエントランス前には、記念撮影にぴったりな大きなモニュメントがあります

 カオコー国立公園へは、大きく標高を上げる必要があります。主な登坂ルートは3つ。その中でも筆者(才田直人)が特にオススメしたいのがR2302号線です。カオコーエリアの道はアップダウンの繰り返しが特徴で、R2302も例外ではありません。

 過去にヒルクライムレースも行われていたこのコースは、一度稼いだ標高を、小刻みに現れるダウンヒルで奪われる度に、心が折れそうになることもあるでしょう。特に残り5kmから始まる登坂距離3.5km、平均10%勾配の激坂は難関です。

 この激坂を登り切った先にはご褒美が待っています。フィニッシュまでの1.5kmは尾根道のアップダウン。スピードに乗って稜線を駆け抜ける爽快感は、言葉になりません。

■自転車だからこそ巡れる観光スポット

 カオコーの山岳エリアには、自然と文化が織りなす魅力的なスポットが点在しています。ぜひ自転車で訪れたい名所を見ていきましょう。

「ワット・プラタート・パーソーンケーオ」の白い姿が印象的な5連仏像「ワット・プラタート・パーソーンケーオ」の白い姿が印象的な5連仏像

■カオコーウィンドミルフィールド

 カオコーエリアで標高を上げると、遠くからでも巨大なプロペラが立ち並ぶのが見えます。タイ最大の風力タービンを備えた風力発電所です。標高1050mの高原一帯に、高さ110mの風車が24基も立ち並ぶ風景は壮観です。

 人気の観光名所となっていて、たくさんの観光客で賑わい、観光用のトラムで園内を回ることもできます。筆者のオススメは、絶景のカフェ「カオコーウインドミルコーヒーハウス」です。間近に風車を望むテラスで、甘くて冷たいドリンクが火照った体に染み渡る瞬間は格別です。

■シリディットの滝

 左右に広がる断崖から、力強く流れ落ちる滝です。滝の周りは公園として整備されていて、飲食店や出店がたくさんあります。

 滝の近くまで自転車でアクセスが可能で、数分歩けば滝の目の前まで行くこともできます。乾季である1月でもしっかり水量があったので、年間通して楽しむことができるでしょう。

 滝のほとりで岩に腰掛けて、滝の音を聞きながらちょっと一休み。心身ともにリフレッシュできるスポットです。

■ワット・プラタート・パーソーンケーオ

 2004年に仏教の修行の場として建てられた、巨大仏教寺院です。たくさんの建造物の中でも一際目をひく、5連の白い巨大な仏像は必見です。寺院一帯はレストラン、カフェ、コンビニなどが揃っていて、一大観光地として賑わっています。

 山の上に建つ寺院だけあって、辿り着くまでには登り応えも十分。苦労して辿り着いた寺院からは大パノラマが広がります。この展望があるからこそ人気スポットになっていることは間違いありません。

■カオコー宮殿

 最後に、少し上級者向けのスポットを紹介します。ここまで紹介した名所を自転車で楽しむことができたのであれば、十分に上級者でしょう。そして、さらに厳しいチャレンジとなるのが「カオコー宮殿」です。

 宮殿までの最後の急勾配区間は、3.5kmで標高差350m以上、平均勾配が10%を超えるような激坂です。特に最終盤の数100mは平均勾配20%はあるかという壁をクリアしないといけません。

 苦労の末に辿り着くと、ひっそりと佇む展望台からはカオコーエリアを一望することができます。平日に訪れれば、標高1100mからの展望を独り占めできるかもしれません。より強い刺激を求めるクライマーにオススメです。

■「カオコー国立公園」にチャレンジ!

 走りごたえ抜群の「カオコー国立公園」で、筆者が取材で走ったボリュームは走行距離300km、獲得標高5000m以上です。山岳エリアに散りばめられたたくさんの観光スポットを自転車で巡れば、これ以上ない充実感を得られること間違いなし。

 脚自慢の方は、ぜひトライしてはいかがでしょうか。

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