世界チャンピオン小椋藍も参加! 台湾クシタニ主催の走行会「KUSHITANI PRO DAY」ってどんなイベント?
バイクのニュース / 2025年2月1日 20時10分
国内外で活躍するモータースポーツ総合エンターテイナーの濱原颯道選手が参加した台湾クシタニ主催の走行会「KUSHITANI PRO DAY」をレポートしてくれました。
■ライダーは走りで語る!? それが台湾式
皆さんこんにちは。モータースポーツ総合エンターテイナーを名乗っている濱原颯道です。今回はKUSHITANI PRO DAYというイベント走行会が開催され、そのためにまた訪れた台湾での事を書きたいと思います!
今回は台湾クシタニのスタッフであり僕の友人でもあるDannyに、「僕や藍に元治が、冬に暖かい場所で練習したいんだけど、台湾が良いと思うんだよね」と、相談。そしたらDannyが「それなら走行会を開こう! 台湾でクシタニの認知度を上げるためにも、名前を”KUSHITANI PRO DAY”にして、参加者を集めてイベントにすれば、多くの人が喜ぶと思う」という流れで、台湾でクシタニ主催の走行会が行われる事になり、僕らがゲストとして呼んでもらえたと言うわけです。
2日目のK1サーキットにて、走りについて語っているシーン
ちなみに今回のゲストライダーは僕と、昨年Moto2ワールドチャンピオンの小椋藍、あと全日本ロードレース選手権のST1000クラスに参戦している伊藤元治、そして昨年アジアタレントカップのチャンピオンである三谷然の4人です。
そのメンバーに加え、僕の友人である今泉七瀬さんと鷹啄悠さんも来る事に。他にも韓国から数人来たり、台湾のトップライダーたちも集まったので、とてつもなく大きなイベントになってしまいました(笑)。
僕が今回イベントで乗ったバイクは、台湾では高級車過ぎて乗っている人が全然いないカワサキ「ZX-4RR」をレース用に改造したもの。
新車なので、多分、現地価格で合計400万円くらいかかっています。そして藍が乗ったバイクはアストラホンダが出しているAP250(アジア選手権のクラス)仕様のホンダ「CBR250RR」コンプリートマシンで、こちらも新車。新車なので、「いつ来てもまた乗れるよ」と言っていただく事ができました。
ちなみにイベントは、初日に走行した小麗寶サーキットは貸し切りだったので、220万円ほどかかっています。台湾の中でもかなりお金をかけた気合の入ったイベントなので、僕らとしても行く前からワクワクしていました。
とは言っても台湾の人は、いわゆる有名ライダーがトークショーなどをしても、まったく興味を持ってくれません。「あなた、本当に速いの?」と言う感じみたいです(笑)。
そのため今回は速い日本人数人と一緒にコースを走る事で、良い刺激を受けてくれたらいいなという計画。ライダーなら走りで語って、コース上で触れ合う。これに尽きると思います。
■冬でも練習できる気候が台湾の魅力
実際にイベントで走ってみた僕達は、各々のマシンに該当するクラスのコースレコードは出せました。
多くの台湾人ライダーは、この時期は寒いからタイムが出ないと思っているので、冬場に練習をする選手はとても少数。
しかし、市販タイヤで気温14度か15度ならタイヤも路面もグリップしますし、エンジンもよく走ります。
全日本ロードレース選手権もシーズンオフが長く、その間にバイクに乗る選手は少ないのが現状。ただでさえシーズンが短いのに、シーズンオフにもあまりバイクに乗らないのは良くないと思うので、台湾の選手にも「冬の間に出来る事はたくさんあるから練習してください」と伝えました。
そのせいもあってか、今回僕らが台湾を訪れたタイミングで自己ベストを出す選手も続出。
特に、僕が2年前に初めて台湾に訪れた時に会ったハオ選手なんかは、僕が2年間個人レッスンをしていたのもあり、2年前からベストタイムを2秒も更新しています。
「元々が遅すぎたんじゃないの?」と思うかもしれませんが、ハオは台湾ではトップライダーで今回、藍が出したタイムの0.8秒落ちなので、他の台湾の選手もハオに負けじと練習してもらいたいと思います。
台湾にあるKUSHITANI台南店にも訪れました
今回のKUSHITANI PRO DAYは装備品メーカー主催の走行会に、その装備品を纏ったトップライダーが参加するという、結構珍しい走行会なんじゃないかなと思います。
しかも藍に関してはホヤホヤの世界チャンピオンですからね。クシタニ本体も今回のイベントは凄く興味を持っていて、今後はタイや日本でも行われる予定みたいです。
そんなKUSHITANI PRO DAY初開催となったのが、僕とDannyがお酒を飲んでいる時に「冬に練習できる場所が欲しくて、僕らが走れば、お客さんも集まるだろうし」という話からスタートしたもの。
他の国でも開催されるような話に大きく発展し、そのきっかけの第一歩を踏み出したのが僕達と言う事実が、僕らとしても嬉しく思いました。主に頑張ってくれたのはDannyなんですけどね(笑)。
いかがでしたか? 新年1発目の記事がまた台湾の事になってしまいましたが、皆さんに知ってほしいと思って書いてみました! 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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