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違反じゃないの? バイクのハンドルにコンビニ袋をかけて運転する行為

バイクのニュース / 2025年2月5日 9時10分

街中でたまに見かけるバイクのハンドルに荷物を吊って運転する行為は、違反となる可能性があります。では、バイクで荷物を運びたい場合、どのような点に気をつければよいのでしょうか。

■ハンドルにコンビニ袋をかけて走っちゃダメって知ってた?

 街中で度々、ハンドル部分に荷物をかけたまま走行しているバイクを見かけることがあると思います。

 また、バイク乗りの中には、ふらっと寄ったコンビニなどで買い物をして、その荷物をハンドルに吊ったまま走行をした経験があるという人がいるかもしれません。

 このような、ハンドル部分に荷物を吊って走行する行為ですが、実は違反に該当する可能性があります。

 では、ハンドルに荷物を吊ったまま走行することは、どのような違反に当てはまるのでしょうか。

ハンドル部分に荷物を吊って走行することは、違反に該当する可能性が高いハンドル部分に荷物を吊って走行することは、違反に該当する可能性が高い

 バイクのハンドル部分に荷物を吊って走行することは、道路交通法第55条で定められている「乗車積載方法違反」に該当する可能性があります。

 道路交通法第55条第2項では、「車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない」と規定されています。

 つまり、ハンドル部分に荷物を吊って走行することは、もしもの場合にハンドル操作を妨げる可能性があり、車両の安定性を失うことにつながる可能性があると考えられるため、違反に該当する可能性が高いと言えます。

 また、当てはまるのは乗車積載方法違反だけではありません。ハンドルに荷物を吊って走行する行為は「安全運転義務違反」に該当する可能性もあり得ます。

 安全運転の義務は道路交通法第70条にて「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」と明記されています。

 したがって、乗車積載方法違反の場合と同様に、荷物を吊る行為はハンドルの操作を妨げる危険性が有ると考えられるため、安全運転義務違反となる可能性も高いと言えるでしょう。

 以上の事を踏まえても、バイクのハンドルに荷物を吊って走行することは、ハンドルの操作性や車両の安定性を損なう危険性があることから、控えるべき行為です。

■これっていいの?バイクで荷物を運ぶ際のボーダーライン

 では、バイクはどのような荷物の積載であれば可能なのでしょうか。

 まず、バイクは「積載装置」に荷物を載せることが求められます。

 積載装置とは、主にバイクに装備可能なリアキャリアなどを指すもので、他にもサドルバッグやパニアケースなどを取り付けることで積載装置と見なされます。

 そのため、荷物を積載する場合には積載装置を適切に装着し対応する必要があります。

バイクは積載できる荷物に制限があるため、定められた制限内で積載することが必須バイクは積載できる荷物に制限があるため、定められた制限内で積載することが必須

 また、バイクは積載できる荷物に制限があるため、定められた制限内で積載することが必須です。

 この制限は道路交通法施行令第22条で規定されており、例えば積載物の横幅に関しては、「乗車装置や積載装置からはみ出てもよい積載物の幅は30cm」であり、さらに「積載物の幅は左右15cmまでに収める」とされています。

 したがって、積載装置に荷物を載せていれば何でもOKという訳でもありません。積載制限を超えて荷物を載せた「過積載」の場合、「積載物大きさ制限超過違反」や「乗車積載方法違反」となる可能性があるため注意してください。

 加えて積載制限は幅の他に、長さ、高さ、重さについても規定されています。違反とならないためにも、不安な人はバイクの積載制限について、一度調べてみるようにしましょう。

 ちなみに、ハンドルに荷物を吊る行為と同様に、スクーターの足元に荷物を置く行為も違反となる可能性があります。
 
 スクーターの足元部分は積載装置として作られているわけでは無いため、道路交通法第55条第1項に記載されている、「車両の運転者は、当該車両の乗車のために設備された場所以外の場所に乗車させ、又は乗車若しくは積載のために設備された場所以外の場所に積載して車両を運転してはならない」に触れる可能性があります。

 そのため、スクーターの足元に荷物を置くことは控え、装備されているフックに吊り下げるなど、決められた範囲での積載をするようにしてください。

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