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大都市圏で増える違反・事故 警察庁も呼びかける「電動キックボード」の安全利用

バイクのニュース / 2025年2月7日 12時10分

近年、電動キックボードによる事故が急増しています。違反・事故発生件数や状況から、どのようなことに気を付けるべきかを知ることができます。警察庁でも、公式Youtubeチャンネルで分かりやすく解説しています。

■イマイチよく分からない……それが違反・事故発生の原因かも?

 令和5年7月に施行された交通ルール改正後、16歳以上であれば運転免許がなくても電動キックボード(特定小型原動機付自転車)の運転が可能になりました。都心ではレンタルやシェアも普及し、気軽に利用できるようになった反面、電動キックボードによる交通事故も発生しています。

主に大都市圏で利用者が多い「特定原付」の電動キックボード主に大都市圏で利用者が多い「特定原付」の電動キックボード

 警察庁発表の統計データを見ると、令和5年7月から令和6年11月までの電動キックボードによる交通違反検挙の中で、最も多いのが「通行区分」(58%)、次いで「信号無視」(26%)となっています。

 この結果から、電動キックボードの出現からまだ日が浅く、その交通ルールが徹底されていないことが原因であるようにも考えられます。急激に普及してしまったため、ルールを把握しないまま利用しているケースが多いのではないでしょうか。

 このような違反は、事故の増加にも結び付いています。改正後の7月から12月までの半年間で起こった事故件数は85件でしたが、その後増加し続けており、令和6年の事故件数は303件に及びました。

 都道府県別で見ると、そのうち219件が東京都で発生しており、次いで大阪府の53件と大都市圏に集中していることが分かります。

 相手当事者別では、単独事故がもっとも多く3割を超えていますが、クルマ(4輪)との事故も25%と決して少ないわけでもなく、命の危険を感じます。

 このような危険な状況から脱するためには、まずは利用者が交通ルールを守ることが大切ですが、万が一事故に遭った時の被害を軽減するために、ヘルメットの着用を心がけたいものです(電動キックボード走行時にはヘルメットの着用は努力義務)。

 自転車乗用中の事故で亡くなった人の約6割が頭部に致命傷を負っているという報告もあります。また、ヘルメットを着用していなかった場合の致死率は、着用していた場合に比べて約2.1倍も高くなると言われています。

 また、ブレーキの効きは十分か、タイヤの空気圧は適正か、灯火類は正常かなど、車体そのものの点検や整備も配慮しておきたいところです。

 なお、警察庁の公式YouTubeチャンネルでは、電動キックボードの正しい乗り方や交通ルール、危険性を分かりやすく紹介しているので、「イマイチよく分かっていない」という人は、参考にすると良いでしょう。

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