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税法でも「原付(50cc)」でナンバーは「白」! 新基準原付の取り扱いが出揃う 今春にもスタート

バイクのニュース / 2025年2月4日 18時10分

新基準原付の軽自動車税の取り扱いについて、ようやく国会での議論が始まります。排気量を基準にする地方税法等改正案が閣議決定され、新基準原付に関する道路交通法、道路運送車両法、地方税法のすべての法令で、新基準原付=原付(50cc)の位置付けが定まります。

■早期に議決し、今春にも実施。原付=125ccがスタンダードに

 排気量が異なるバイクを一律に「原付」として取り扱うことは可能なのか。もともと排出ガスの環境規制に適応することが目的で作られた規格について、総務省は税額が排気量で区分されていることを根拠に、法令改正を目指しました。

新基準原付の排気量は125ccだが、軽自動車税は「50cc原付」と同額とするため、課税標識(ナンバープレート)の色はピンクではなく白で区別される(写真は50cc原付のもの)新基準原付の排気量は125ccだが、軽自動車税は「50cc原付」と同額とするため、課税標識(ナンバープレート)の色はピンクではなく白で区別される(写真は50cc原付のもの)

 2025年2月4日、その税額を定める地方税法で、排気量125ccクラスの新基準原付も、排気量50cc以下の原付と同額の税額とすることが盛り込まれた改正案が閣議で決定されました。

 村上誠一郎総務相は同日朝の会見で、法案成立の見通しについてこう述べました。

「本日(4日)、国会に提出予定としております。これらの法案について年度内に成立できるようしっかり取り組んでいきたい」

 新基準原付は、50ccエンジンバイクに対して強化される排出ガス規制に環境適合するために考え出された規格です。

 エンジン始動時から排ガス基準をクリアするためには、排気量を上げて、含まれる不純物を燃焼させることで対応します。

 しかし50ccのエンジンバイクは温度上昇が緩やかなため、規制が実施される2025年11月以降は新車販売ができず、関係省庁とバイク業界が新しい基準について考えてきました。

■新基準原付の課税標識は50ccと同じ「小型の白地」ナンバー

 地方税法改正案の国会提出を受けて、新基準原付の課税標識(ナンバープレート)のデザインも見えてきました。課税標識は市区町村に届出をしていることの証明ですが、車種区分を示す役割も兼ねています。

 一部の地方自治体には、新基準原付はボディサイズが大きいので、駐輪場を兼ねた従来のバイク駐車施設では取り扱えない場合があると懸念を表明していました。

 総務省市町村税課は、税額が50ccバイクと同額となるので、従来の課税標識を交付する方向です。原付ユーザーは、この取り扱いを歓迎しています。

「道路を走るときは原付で、止まっているときは125ccでは何のための原付かと思うしかない。いまでも利用を排気量で制限することには違和感があるが、これで安心して新基準原付に買い替えることができる」

 地方税法の施行は4月1を目指します。これとは別に、同日からは原付免許以上の所持者が新基準原付に適合する125cc以下のバイクを運転することが可能になります。

 今後の原付エンジンバイクのスタンダードが走り始めます。

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