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なぜか恋しくなる味……。ヨーロッパで確信した「日本のカップラーメン、最強!」説

バイクのニュース / 2025年2月9日 11時10分

長く日本を離れていると、もちろん日本食が恋しくなります。そんなとき食べていたのが、カップラーメンやインスタントラーメンだったのです。そしてやっぱり、日本の味とは違っていました。

■日本食の「旨味」は、海外では味わえないから……

 長いこと日本を離れていると、食べたくなるものがあります。わたし(筆者:伊藤英里)にとっては、そのひとつがカップラーメンやインスタントラーメンです。

ヨーロッパで売られているカップラーメンで一番好き。日清食品の「カップヌードル シーフード」ヨーロッパで売られているカップラーメンで一番好き。日清食品の「カップヌードル シーフード」

 2024年も、わたしは4月下旬から9月上旬まで、MotoGPを取材しながらヨーロッパを巡っていました。スペインからフランスに飛び、ブルガリアに行った後イタリアへ。ドイツからイギリス、そしてまたイタリアに戻って、帰国しました。

 妙に食べたくなるのは、単純にわたしがカップラーメンやインスタントラーメンが好きだから、ということもあると思うのですが、たとえ日本メーカーのものではなくても、日本食独特の「旨味」に近いものが感じられるから、ということもあるのではないかと思っています。

 カップラーメンやインスタントラーメンの発明者は、ご存知の通り、日清食品の創業者である、安藤百福(あんどうももふく)です。ヨーロッパを放浪しているときに様々な国のスーパーマーケットで売られているカップラーメンやインスタントラーメンを見ると、なんだか誇らしい気持ちになるものです。

「とってつけたようなことを言うなあ」と思われるかもしれませんが、ずっと日本から遠い場所で過ごしていると、日常に「日本」を探しては、小さく感動するものなのです。少なくとも、わたしは。郷愁とは少し違いますが、これが自分のアイデンティティなのだろうか、とも思います。

 もちろん、「親しんだ味に近い」と安心できるのは、日本メーカーのカップラーメンやインスタントラーメンです。日清食品の「カップヌードル」は、よく食べていました。ただ、イギリスでは1.6~1.8ポンド(約307~345円)するので、頻繁には買えない贅沢品でした。

 といっても、帰国して日本のスーパーマーケットでカップラーメンを買おうとしたら値上がりしていて、びっくりした覚えがあります。

「カップヌードル シーフード」は、味としては日本で売られているものに近いと思います。ただ、あくまでもわたしの印象ですが、麺が少し短い気がしました。ヨーロッパではフォークで食べることが多いでしょうから、そのためかもしれませんが、確証はありません。カップもプラスチックで、発泡スチロール製ではないという違いがあります。

 日清食品のカップヌードルやインスタントラーメンは、アジア食料品店などにも売っていて、滞在する街にそんな店があれば買い置きして非常食にもします。

 ヨーロッパには基本的にコンビニエンスストアがありませんし、イギリスなどでは、日曜日のスーパーマーケットの営業時間が短かいこともあります(といっても、以前は日曜日は営業していなかったので、だいぶ変わってきたそうです)。うっかり食料を調達し損ねたときのために、とっておくのです。

■一体なぜ? ラーメンよりも焼きそばの方がよく目にする

 ヨーロッパでは、どちらかと言うとカップラーメンよりもカップ「焼きそば」が多い印象でした。スーパーマーケットで見つけられる頻度が高く、またカップラーメンが売っていないような小さなスーパーマーケットでも見つけることが、よくありました。ただ、容器は日本のように四角や丸型ではなく、片手で持てるカップ型です。

スペインで買ったカップ焼きそばチキン味。このときも、店にカップラーメンはなかったスペインで買ったカップ焼きそばチキン味。このときも、店にカップラーメンはなかった

 ちなみに、スーパーマーケットでは「テリヤキ」味のシーズニングなどをよく見ました。カップ焼きそばも同様で、一定の人気があるみたいです。

 2024年はひと月以上イギリスに滞在していたので、イギリスのカップラーメンも何度か食べました。しかし、味が……無い! 最初はお湯の量を間違えたのかと思ってもう一度トライしたのですが、やっぱり味が無いのです。

 イギリスの食事には日本で言う「旨味」が無いように思うのですが、まさかカップラーメンでも……と、衝撃を受けた経験でした。

 一方、ブルガリアのインスタントラーメンはとても日本のそれに近い味がして、美味しかったです。民泊のお母さん曰く「孫が大好き」とのこと。インスタントラーメンが若者に好かれるのは、どの国でも同じですね。

 余談ですが、9月に帰国したあと、いただきものの「一蘭」のカップラーメンを食べたことがあります。あまりにも美味しくて、冗談ではなく感動してしまいました。「日本のカップラーメンのクオリティはすごい……!」と。

 2025年もまた、ヨーロッパのどこかの国で、どこかのスーパーマーケットで、面白そうなカップラーメンを見つけたら食べてしまうんだろうなあと思います。

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