「君さぁ〜」取引先の横柄な態度にキレた。通話録音で“仕返し”した方法

bizSPA!フレッシュ / 2020年9月18日 15時45分

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「君さぁ〜」取引先の横柄な態度にキレた。通話録音で“仕返し”した方法

 自分の会社がどんな大企業でも、商品やサービスを売る立場であれば、相手は大切な顧客です。これは新人でもわかるはずですが、なかには「自分たちのほうが偉い!」と勘違いしてしまう者もいるようです。

握手

※画像はイメージです(以下、同じ)

◆舐めた態度を取り続ける担当者

「その話で思い出すのは、ウチがよく商品を購入していた住宅資材メーカーのアラフォー担当者。私は童顔で実年齢より若く見られることが多く、入社1~2年目の新入社員だと勘違いしたのかもしれません。

 常に上から目線というか、少なくともお得意様に対する態度ではまったくなかったですね。なにせ私のことを『君さぁ~』と呼ぶくらいですから」

 問題の担当者についてそう語るのは、住宅内装会社に勤務する津永正之さん(仮名・30歳)。職業柄、社外の人間と会うことも連絡を取る機会も多いそうですが、ここまでひどい対応をされた経験はなかったといいます。

◆上司とは違う対応をされていた

倍返し

「上司には報告していましたが、『そんな感じの人には見えなかったけど』って。これで相手を見て態度を変えていたことが明らかになり、しかも私は格下認定されていた(苦笑)。めちゃくちゃ腹が立ちましたが、まともに付き合ってもバカを見るだけじゃないですか。それで仕事と割り切って大人の対応に徹しようと思ったんです」

 ところが、この担当者は仕事ぶりにも問題がありました。あるとき、頼んでいた資材が注文した数よりも明らかに少なく、電話で事情を説明するとまったく悪びれる様子もなく「足りない分は追加で送るから」と言ってきたのです。

「彼のミスなのかほかの人間のミスなのかはわかりません。でも発注した数と納品数が合わないわけですから、お詫びの言葉があって然るべきじゃないですか。それを何事もなかったように処理しようとしたその態度をさすがに許すことはできませんでした」

◆耐えかねて通話を録音することに

 実際、商品が届かなかったことで現場が作業できず、スケジュールの変更に迫られたとか。そのことを話すと「悪かったね」と言ってきたそうですが、あからさまに不機嫌な口調だったそうです。

「この状況で敬語でちゃんと謝罪すらできないのもありえないですけどね。ただし、このときは通話を録音していたのです。こういう人ですし、後々トラブルになる可能性はいくらでも想像できましたから。

 後で上司に聞いてもらうと、『これはありえない……』って先方の態度に絶句してました。それで上司の指示もあり、品質的に大差ないものは他社製品に切り替え、注文を減らすことにしたんです

 すると、この担当者からすぐに連絡がありましたが、会社としての判断であることを強調。しかし、この期に及んでも今までの態度を改めることができなかったのか、「小さな会社がいい気になりやがって」と暴言を吐いてきたそうです。

◆暴言が上司に筒抜けになり…

電話 若手社員

「このときのやりとりは上司もスピーカーモードで聞いていて、ここで俺が代わるとの合図があり、後は任せました。私だと思っていたら突然上司の声が聞こえて、受話器の向こうでパニックになっているらしく、その様子が滑稽でした。上司は丁寧な言い方で担当者の失礼な態度を非難。そのうえで発注数を減らしたことは会社としての方針であることを改めて話しました」

 ですが、先方でもさすがに問題になったのか、翌日にはこの担当者とその上役の人間が訪問。これまでの失礼な態度の数々を謝罪してきたといいます

「担当者は今までとは別人みたいな態度で終始ビクビクしていました。実は、この上役の方は前任の担当者で、ウチの上司とも以前からの知り合いだったんです。後で聞いたら上司がこの方に連絡し、担当者のことと発注を減らした件について説明していたそうです」

◆他社とのトラブルも発覚、あえなく左遷

窓際族

 その後、しばらくしてこの会社からの注文は元に戻したそうですが、問題の担当者は当然外されることに。一方で後任の方は同世代で話も合い、取引先という枠を超えていい関係を築けているそうです。

「ちなみに例の担当者は、ウチ以外の会社ともトラブルを起こしていたそうです。それでも解雇はされていないようですが、社外の人間と一切接することのない部署に飛ばされたみたいです

 他社の人事に私が口出しする権利なんてありませんが、確かにああいう人は営業や折衝のような仕事は任せないほうがいいかも。あの人のせいで会社全体に悪い印象を持たれてしまう可能性もありますからね

 取引先相手にここまでひどい態度を取る人もいないと思いますが、仕事である以上は常に謙虚であるべき。いくら自分の勤め先が大企業だったとしても、会社の規模や格でマウンティングとかはくれぐれも行わないようしたいものです。

<取材・文/トシタカマサ イラスト/田山佳澄>

【トシタカマサ】

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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