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楽天モバイルの「au回線」が終了。地下鉄や地下街での繋がりやすさを調べてみた

bizSPA!フレッシュ / 2021年4月9日 8時45分

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恵比寿ガーデンプレイスタワー39階の窓際では楽天回線をキャッチ

 2020年4月から携帯電話事業に参入した楽天。しかし、このところドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの携帯大手3社がデータ月20Gの格安プランを発売するなど、寝耳に水の出来事が続いている。

 そんな楽天モバイルでは、自社回線につながらない場合にau回線を利用する「ローミング」が行われている。他社回線を借りることで、つながりにくさをカバーするしくみだ。

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KDDIが公開しているローミング提供エリアのマップ。都内は対象外になっている。なお、23区外の一部地域では引き続き提供中だ

 ただしこれは、あくまでも一時的な措置。ローミングの提供元であるKDDIによると、都道府県単位での楽天エリアの人口カバー率70%を超えた時点で、終了・継続を検討するとのこと。そして東京では、2021年3月末でauローミングが原則終了となった

 2020年秋に都内での楽天モバイルのつながりやすさをチェックしたときは、地下鉄車内や高層階の窓から離れた場所では楽天回線を使うことができなかった。ローミングが終了した今、これらの場所ではどうなるのだろうか? 改めて調べてみた。(※あくまで調査した4月5日時点の状況です)

◆地下鉄ではau回線につながる区間も

 まずは地下鉄銀座線の上野〜渋谷間に乗車。昨秋、同区間で検証したときは、駅ホームでは楽天回線につながるものの、車内では停車中も含めてずっとau回線に接続されていた。

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銀座線上野駅。ホームでは楽天回線が利用可能

 今回も、上野駅のホームでは問題なく楽天回線に接続。

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車内でも楽天回線につながっている

 前回は電車が走り出してすぐにau回線に接続されていることを示す「パートナー回線」の表示に切り替わったが、今回は上野駅を出ても接続先は楽天回線のまま。

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4駅目の手前でパートナー回線に切り替わってしまった

 しかし喜んだのもつかの間。三越前駅の手前あたりからパートナー回線の表示に。その後、銀座で再度楽天回線に切り替わり、その先は両回線を行き来しながら渋谷へ到着した。

 車内では一度も楽天回線につながることがなかった前回に比べ、状況は少し改善されている様子。また、地下鉄については、ローミングが引き続き提供されているようなので、とりあえず「完全につながらない」という心配はなさそうだ

◆「深すぎる」ことでおなじみの大江戸線では?

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青山一丁目駅。ホームの時点ですでにパートナー回線の表示になっている

 さらに、大江戸線の青山一丁目〜新宿間も乗車してみた。こちらはホームの場所が地下5階と深いためか、青山一丁目駅ホームの時点でパートナー回線に。

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新宿駅ホームも接続先はパートナー回線

 新宿までの車内でもパートナー回線につながる状態が続き、新宿駅ホームに降りても相変わらずだった。

 ちなみに、大江戸線新宿駅のホームは地下7階にある。地上からの深さは36.6メートルで、これは都内の地下鉄駅で5番目の深さだという。そう考えると仕方ない気もするが、ビジネス街・新宿だからこそ、できればつながってほしい。

 一体どのあたりまで地上に近づけば楽天回線につながるのだろうか? 接続先を確認しながらエスカレーターを昇った。

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このあたりまで来ればつながると期待していたのだが……

 地下4階の都営新宿線・京王新線の乗り換え口があるフロアでも、接続先はパートナー回線のまま。

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さすがにつながると思っていた改札付近でも、依然としてパートナー回線

 長いエスカレーターに乗り、地下1階の改札口へ。ここまで来ても、まだ楽天回線にはつながらない。結局、接続先はずっとパートナー回線のままだった

◆新宿駅地下街もチェック

 大江戸線の改札を出て、そこから西口方面へ続く地下街「京王モール」もチェックしてみた。改札内に引き続き、パートナー回線の表示が続く。

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新宿駅地下1階の商店街「京王モール」は楽天回線につながらず

 京王モールには飲食店も多く、食事をしながらスマホで調べ物をしたり、喫茶店で急ぎのWeb会議をしたりといったニーズもありそうなので、お得感の大きい楽天回線が使えないのは少々残念だ。西口広場まで来てようやく、接続先が楽天回線に切り替わった

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西口広場付近でようやく楽天回線に

◆高層階は変わらず「窓際のみ」

 昨年秋の検証では、高層階のつながりやすさも確認している。こちらも改めてチェックしてみよう。前回と同じ恵比寿ガーデンプレイスタワー39階へ。

 前回は、窓際のみ楽天回線につながり、窓から離れるとパートナー回線に切り替わってしまったが、今回はどうだろうか?

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恵比寿ガーデンプレイスタワー39階の窓際では楽天回線をキャッチ

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昨秋と同じく、窓から離れるとパートナー回線に

 窓際では楽天回線につながっている。しかし、窓から離れて建物中心付近に移動するとパートナー回線に。やはり高層階は、窓際以外では厳しいようだ。

◆お得に使うには「楽天回線」にへの接続が必須

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この金額で無制限は魅力的だが、楽天回線につながることが前提

 都内の市街地では、おおむね問題なく使えるようになってきた楽天モバイル。残された「つながらない」「つながりにくい」場所でのローミングの扱いが気になって今回の調査を行ったが、地下鉄や地下街、高層階などでは、引き続きパートナー回線を利用できるようだ。

 しかし、パートナー回線に頼りすぎると料金面でのメリットは小さくなる。楽天の新プランは、1GBまでならゼロ円、その後20GBまでは段階制で、20GB以降は月額3278円で使い放題というお得感の大きいものだが、これはあくまでも楽天回線エリアでの話。

 パートナー回線を利用できるのは月5GBまでとなっており、それを超えた場合に速度制限を回避するには、550円/1GBのデータチャージが必要になる

 3000円ちょっとで無制限というプランの恩恵をしっかり受けるには、できる限りパートナーエリアを使わずに済ませたいところだ。

<TEXT/酒井麻里子>

【酒井麻里子】

スマホやPC、ガジェットといったデジタルアイテムや、ビジネスに役立つアプリ、日用品などに関する記事を執筆。Twitterは@sakaicat

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