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転職で年収200万円増できた。8か月で退職・転職した30代の逆転理由

bizSPA!フレッシュ / 2021年7月12日 8時45分

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転職で年収200万円増できた。8か月で退職・転職した30代の逆転理由

 2020年のコロナ禍によって転職市場は激動の時代に突入しました。国内の完全失業率は2020年5月3.0%に悪化、求人倍率も1.09倍と横ばい(総務省発表)となっています。そんな状況下では、転職活動をしたいとは思いながら、重い腰をあげられないという方も少なくないでしょう

通勤

※画像はイメージです(以下同じ)

 筆者が運営する転職サポートの「wami career」では、転職活動にまつわるたくさんの相談を受けます。その多くが、「コロナ禍だから」「アラフォーだから」「短期離職だから」と変えることができない状況を理由に転職するか悩んだり、転職活動を先送りしているケースです。

◆30代日系大手企業の転職例

 30代日系大手企業に勤務するAさんも、そんな一人でした。半年程前に転職したばかりというAさんは、業務内容に対する不満と職場の人間関係を理由に転職を考えるようになりました。

 現職から逃げるような形で転職をしてしまって良いのか? 短期離職であることをどう企業側に伝えてたらいいか、と悩んでいました。

 転職が当たり前になってきている昨今、短期離職の定義も変わってきているように思います。短期離職の期間は会社によって違いますが一般的に2〜3年程度。しかし最近増えているのは、1年未満で転職を考えている求職者からの相談です。

◆ネガティブ要因があっても年収200万円増

辞表

 前述したAさんは入社後、自身が希望する仕事内容と実際の業務内容に乖離があったため、その経験を通して、「かえってやりたいことも今後のキャリアビジョンも明確になった」と短期離職をポジティブなメッセージに転換しながら面接で転職理由を伝えました。

 面接官が納得してくれるような転職理由を事前にしっかり準備して面接に臨み、その理由ならば転職を考えることもやむなし、そう思ってもらえるよう伝え方を工夫したのです。

 それまでの経験や企業が求める人物像ともマッチしたことも評価されたのでしょう。本格的に転職活動を開始してから2か月程で内定獲得。年収200万円アップ、前職の年収の約1.5倍となりました

◆実は筆者も8か月で退職した経験が…

面接

 実は筆者も転職後8か月で退職した経験があります。さらに転職活動時は離職中でした。

 無職で前職は8か月で退職。いくら人材の流動性が高い金融業界とはいえ、ネガティブ要素が重なれば転職活動は難航すると考え、短期離職の理由の伝え方に悩みました。あれこれ悩んだ結果、嘘を言っても仕方がない、ここは素直に明確に言い切ろう、そう心に決めて面接に臨んだのです

 2社と面接を行い、1社から内定獲得。内定先の面接官からは短期離職の理由について突っ込まれることはありませんでした。面接官は、過去の経歴よりも会社の現況や課題そして私がそれをどう解決できるか? という点にフォーカスしていたのです。

◆短期離職からの転職、必要なこと

 もちろん企業の採用担当者によっては短期離職に抵抗を感じる方がいると思います。けれど、求人案内を見ただけでは短期離職がNGかどうかは分かりません。ならば、ビズリーチやLinkedInといったサイトに登録し、企業からスカウトをもらうという手段があります。

 Aさんも、登録した転職サイトで企業から直接スカウトを受け、内定を獲得しました。逆に、エージェントからの紹介や自身で検索して応募した案件には書類さえ通過しないという結果に。「普通に転職活動をしていたら転職は難しかったかもしれない」と振り返っています。

 企業の採用担当者が求職者をスカウトをする際、採用担当者はすでに求職者の経歴を見てアプローチしていることが殆どです。転職してまだ数か月だということを知りながらスカウトをしているなら、その時点で短期離職は大きなネガティブ要因ではないということです。

 ならば、「短期離職だからきっと無理」などと思わず、ダメもとでも思い切ってスカウトに応え、面接に行ってみれば良いのです。チャンスは案外転がっているものです。

◆短期離職はカバーできる

キャリア

 これまでサポートした求職者の中には、短期離職、離職中、転職回数5回以上、アラフォーで正社員歴ゼロなど一見、転職活動には不利と思われる求職者もいらっしゃいました。けれど、ネガティブ要素がある、ほとんどの方が内定獲得に至っています。

 彼らに共通することは、自身のキャリアの棚卸しをしっかり行い企業にどう貢献できるかを言語化したこと、そして自身を評価してくれる企業を根気よく探したことです。この2つが揃えば、短期離職などのネガティブ要素は十分カバーできるものだと感じています。

 転職が当たり前の世の中、転職したけれどやむを得ず短期間で転職を考えるケースは増えていると思います。同時にそんな状況を理解してくれる面接官が増えていても不思議ではありませんよね。

◆転職はタイミングとご縁

 転職サポートをしていてつくづく思うことは、転職はタイミングとご縁だということ。

 準備ができてから応募しようと思っていたらそのポジションはすでに埋まってしまいタイミングを逃すかもしれません。自分には無理だと思ってただ静観していたら、いつまで経ってもご縁はないでしょう

「石の上にも3年」。これは一理ありますが、目まぐるしく変化する今の世の中で3年居続けることで機会損失になってしまうことも。

 前述した内定獲得した求職者達のように、一見不利な状況でもキャリアの棚卸しをした上で思い切って転職市場に飛び込んでみることが大事です。転職の勝機を掴むのはそのような人なのです。

<TEXT/キャリアメンター wami(@Wami_career)>

【wami】

米国大学卒業後、金融業界にて4度の転職・海外勤務を経験。日系・外資系投資銀行にて11年間管理職として勤務した後、2017年キャリアメンターとして独立。通算400名以上の採用・育成・転職支援に関わっている。現在はオンライン転職サポートの「wami career」を運営。キャリアメンターとして転職支援と転職後のキャリア支援を行ない、これまでサポートした内定獲得者の9割が年収アップを実現。Twitter:@Wami_career

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