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朝6時から食べられる「東京の朝ラー」6店舗を実食。早朝からまさかの行列店も

bizSPA!フレッシュ / 2021年7月13日 8時46分

写真

新高円寺・タロー軒「ラーメン」(700円)

 コロナ感染にともなう緊急事態宣言の影響で、朝にラーメン(いわゆる、朝ラー)を出す店が一気に増えています。居酒屋で夜遅くまで営業できなくなり、「飲んだあとのシメのラーメン」が提供できなくなったことによるこの現象。

朝ラーメン

 実際「東京 朝」で検索をかけると、上位に「東京 朝ラー」というワードが必ず上がってくるほどで、意外と多くの人が朝からラーメンを食べたがっていることがわかります。ならば! ということで、東京で食べられる朝ラーを6店厳選し、必ず朝6時前後に実食。その様子をレポートでご紹介したいと思います。

◆【ホープ軒 千駄ヶ谷店】東京五輪のメイン会場前で食べる朝ラー

 まずは古くからの東京の朝ラーの聖地であり、「2020年東京オリンピック」のメイン会場となる東京体育館前に店を構える「ホープ軒 千駄ヶ谷店」に行きました。

朝ラーメン

ホープ軒 千駄ヶ谷店(渋谷区千駄ヶ谷2―33-9)

 コロナ禍であっても24時間営業を貫くお店で、朝ラーに限らず深夜帯でもお客が多く訪れますが、ここで朝6時少し前に「ラーメン」(800円)をオーダー。東京式の豚骨こってりラーメンの草分け的存在の店であり、デフォルトのラーメンもしっかりガツンとこの感じです。

朝ラーメン

「ラーメン」(800円)

 濃厚なスープに豚の油がまぶされ正直、朝イチにはキツそうにも感じますが、実際に食べてみると、意外ともたれません。想像では24時間火にかけ、絶え間なくオーダーが入ることから、常に鮮度の良いスープを提供してくれていることで、胃にも優しいのではないかと推測します。今回めぐった6店舗の中では、そのビジュアルに反して朝ラーとしては最も万人受けしそうで、意外とツルっと美味しくいただけました。

◆【新高円寺・タロー軒】高円寺・高南通り沿いの老舗

 続いては、高円寺エリアの老舗「タロー軒」です。平常時は24時間営業で多くのタクシードライバーなどのお腹を満たしてきたお店ですが、コロナ禍により時短営業を行なっており、現在は朝5時〜夜8時までとなっているようです。

朝ラーメン

新高円寺・タロー軒(杉並区高円寺南2-16-13)

 朝6時の来店客は、フリーター風の男性、タクシーの運転手さん、そして筆者の3名。運転手さんはお店の店員さんに「今日乗せた客」の愚痴を話しています。オーダーして着丼した「ラーメン」(700円)は見ての通り、油ギッシュな一杯

朝ラーメン

「ラーメン」(700円)

 一瞬たじろぎましたが、がんばってすすります。スープは豚骨ベースに複雑な味が入り混じる塩っけが強いものでパンチ十分です。そして、チャーシュー、メンマ、わかめとも丁寧に作られていることがわかります。麺は、九州ラーメンのような黄色が薄い白い麺で、タロー軒独特のバランスを感じさせます。

 正直、このストレートパンチにおののく筆者でしたが、逆に「今日は朝から食らっちゃいたいぞ!」という際には絶対にお勧めのお店だとも思いました。

◆【高円寺・大公】ニッチな時間帯に食す環七沿いの店

 続いては、JR高円寺駅から東へ数百メートルの環七沿いへ。ここに朝4時〜午後3時までという、実にニッチな時間帯のみの営業を行う店があります。それが大公です。

朝ラーメン

高円寺・大公(杉並区高円寺南5-21-7)

 筆者が向かった朝6時少し前、お客さんはゼロで、スタッフは女将さんのみでした。女将さんは店内のテレビで流れる新型コロナウイルス関連のニュースを凝視しておりオーダーする際の声がけもちょっと遠慮してしまうほどでした。

 なんとかして「しょうゆラーメン」(550円)をオーダー。「食べる際はカウンターテーブルにナプキンを敷いて、その上にマスクを置くように」と指示を受けました。

朝ラーメン

「しょうゆラーメン」(550円)

 果たして着丼した「しょうゆラーメン」は、黒いスープが目を引く一杯でした。麺は黄色いちぢれ麺で、その上にチャーシュー、メンマ、わかめ、茹で卵、ネギがトッピングされています。

 スープをすすると、見た目に反してあっさりしておりくどくありません。また、どことなく化学調味料の甘みも感じ、化調好きの筆者にはドンピシャの味。今回めぐった6店舗の中では、最もアッサリしており、これなら朝ラーに不慣れな女性でも軽くイケる一杯だと思いました

◆【吉祥寺・洞くつ家】朝6時からハイレベルの「家系」をいただける

 続いては、吉祥寺界隈の朝ラーへ。横浜の家系の名店・六角家の流れをくむという「洞くつ家」に行きました。平常時と違い、現在は朝6時から夜8時までの営業のようで、ズバリ朝6時少し前にお店に着くと、店員さんが開店の準備で店の前に水を撒いていました。

 その様子を見ながら、開店を待っていたわけですが、筆者の後ろに並んだ仕事終わりのキャバ嬢2人組が同僚と客の不満を、キャンキャン声で話しており、朝から気分が萎える筆者でした。

朝ラーメン

吉祥寺・洞くつ家(武蔵野市吉祥寺南町2-2-4-1F)

 キャンキャンうるさいキャバ嬢2人組と離れるように席を選び、オーダーしたのが「ラーメン並」(700円)。きちんと「味の濃さ」「油の量」「麺の固さ」を聞いてくれるのが嬉しいです。果たして着丼したのはまぎれもなく家系のそれでした。

朝ラーメン

「ラーメン並」(700円)

 さすが六角家の系列店。朝イチであっても均等の取れたクオリティの高い醤油とんこつです。確かに油っこくパンチもあるのですが、そこは調味料のしょうがなどで口あたりを良くさせればツルツルいただけちゃいます。

 最初のホープ軒 千駄ヶ谷店もそうですが、朝イチからガツンとした味を楽しめながら、胃にももたれないのはなかなか嬉しいところ。また来たいと思いました。

◆【桂花ラーメン 新宿ふぁんてん】新宿エリアの朝ラーはガツンと一発ターロー麺

 続いては新宿へ。緊急事態宣言が明けた直後だったからか、JR新宿駅東口から歌舞伎町へと向かう道は朝6時にして結構な人が行き来していましたが、その往来を横目に向かった先は「桂花ラーメン 新宿ふぁんてん」です。

朝ラーメン

桂花ラーメン 新宿ふぁんてん(新宿区新宿3-21-4 第2サンパークビルB1、B2)

「眠らない街・新宿」の中心地にあるため、従来は長めの営業時間を売りにしている店でしたが、コロナ禍の現在は朝6時から夜7時45分までの営業のようです。さっそく朝6時の開店と同時に店に入ったのですが、筆者がこの日一番の客のようでした。そこでオーダーしたのは桂花ラーメン名物の「ターロー麺」(1000円)

朝ラーメン

「ターロー麺」(1000円)

 部活帰りの高校生が好みそうなビジュアルですが、しっかりここでも朝6時。気合を入れてガッツリいただきます。

 濃厚な白濁スープと固めの麺の上に、キャベツ、茎わかめ、めんま、味付け玉子、そしてターローがドーンと乗っています。日中や夜間でもかなりのパンチがあるメニューですが、桂花ラーメンと言えばやっぱりこれ。濃い目の味をキャベツで調和させながらムシャムシャいただきました。朝からパンチが欲しい方にはかなりオススメの一杯です。

◆【羽田・グッドモーニング ラーメンショップ】その名も「おはよう」。ラーショ総本山で朝イチ麺を!

 関東圏に多くの支店を持ち、その中には朝早めからの営業を行うことでもよく知られる、ラーメンショップ。その発祥の店と言われる店が羽田エリアにあります。その名もズバリの「グッドモーニング ラーメンショップ」です。

朝ラーメン

グッドモーニング ラーメンショップ(大田区羽田1-3-7)

 ラーメンショップ系列の聖地的な店であり、「朝」を売りにしていることからか朝6時の開店前からご覧の通りの行列が。開店後は、いきなり満席になってビビる筆者でしたが、こちらでオーダーしたのは「ラーメン(並)」(600円)です。

朝ラーメン

「ラーメン(並)」(600円)

 ラーメンショップ特有の薄いブルーの丼に濃い目の豚骨スープ。黄味がかったストレート麺の上には、チャーシュー、わかめ、のり、ネギが乗っています。

 家系に比べればコク弱め、油薄めではありますが、これこそがラーメンショップの美徳。特に朝イチにいただくラーメンとしては実にバランスが取れた味であり、もちろん食後ももたれることがありません。朝イチから満席になることも納得する筆者でした。

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 東京でいただける朝ラーを6店舗巡ったわけですが、この他にもまだまだ朝ラーを楽しめる店はあります。夜更かして迎えた朝、あるいは早起きしてしまった朝などにぜひ一杯いかがでしょうか。ガツンとしっかりパワーチャージができると思いますよ!

<取材・文/松田義人>

【松田義人】

音楽事務所、出版社勤務などを経て2001年よりフリーランス。2003年に編集プロダクション・decoを設立。出版物(雑誌・書籍)、WEBメディアなど多くの媒体の編集・執筆にたずさわる。エンタメ、音楽、カルチャー、 乗り物、飲食、料理、企業・商品の変遷、台湾などに詳しい。台湾に関する著書に『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)、 『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『台湾迷路案内』(オークラ出版)などがある

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