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新iPadOSで進化した「クイックメモ」が便利すぎる。分類・検索もラクラク

bizSPA!フレッシュ / 2021年8月20日 18時45分

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通常のメモと同様に、ペンの色や太さ、種類の選択も可能

 今秋のアップデートで登場予定のiPad OS 15。現在(2021年8月18日)は正式リリース前のパブリックベータ版が公開されている段階だが、さまざまな新機能が登場し、使い勝手が大きく向上している。

iPad

画像はイメージです

 なかでも期待大なのが、「メモ」アプリのアップデートだ。スワイプ操作ですぐにメモを取れる「クイックメモ」や、日本語の手書き文字認識、ハッシュタグによる分類など、新機能の使い勝手をチェックした(本記事では、「iPad OS 15Public Beta4」を使用しています)。

◆一瞬でメモが出現する「クイックメモ」

 作業中、とっさにメモを取りたいというときに重宝するのが、新機能の「クイックメモ」だ。画面右下の隅から上方向にスワイプすると、通常の「メモ」アプリの画面をコンパクトにした感じのウィンドウが出現する。

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通常のメモと同様に、ペンの色や太さ、種類の選択も可能

 ホーム画面でもアプリ起動中でも利用でき、ウィンドウは現在の画面の上に重ねて表示されるので、たとえばWebページを見ながらメモをとるといった場合にも便利だ。

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使い勝手は通常のメモと同じ

 Apple Pencilでメモを殴り書きしたいときに一番重宝しそうだが、キーボードからのテキスト入力も可能。通常の「メモ」アプリと同様に、チェックボックス付きリストの作成や写真などの添付もできる

◆「紙のメモとペン」の代用に

 ウィンドウ右上の新規作成アイコンからは、新しいメモの追加が可能。記入済みのメモは自動保存され、ウィンドウを左右にスワイプすることで、他のクイックメモに移動できる。また、「メモ」アプリの「クイックメモ」フォルダからは、すべてのクイックメモを一覧で見ることも可能だ。

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不要なときは最小化しておける

 クイックメモを一時的に非表示にしたいときは、ウィンドウ上部を画面外部に向かってスワイプすれば最小化される。画面右端にグレーのタブが表示され、ここをタップすればメモを再表示できる。起動が早く、操作も直感的なので、iPadとApple Pencilをデスクに常設している人ならば、「紙のメモとペン」の代用として使うことができそうだ

◆手書き文字をリアルタイムでテキスト化

 手書き文字認識機能の「スクリブル」は、昨年、iPad OSで新たに導入された機能。これまで日本語には未対応だったが、今回のアップデートでようやく日本語でも利用可能になった。

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手書き文字が自動でテキスト転換される

 まず、パレット左端に表示されている「A」のアイコンがついたペンを選択。このペンで文字を書くと、書いた側から自動でテキスト化されていく

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文字の消去も一瞬で行える

 書いた文字を消したいときは、テキストの上からグチャグチャと塗りつぶすだけでOK。さらに、テキストに下線を入れることで範囲を選択したり、文字と文字の間をペン先で長押しした後、文字を書き込むことでテキストを挿入したりといった操作も行える。

 雑に書いた文字でも比較的高い精度で認識され、Apple Pencilから手を離すことなく入力や編集を行えるのでスクリーンキーボードからポチポチと入力するよりかなり効率的だ

◆過去の手書きメモもテキストにできる

 また、通常の描画ツールで手書きしたものを後からテキスト変換することも可能。この場合は、テキスト化したい箇所の最初の文字をダブルタップで選択状態にした後、ドラッグして範囲全体を選択。もう一度タップすると表示されるメニューから「テキストとしてコピー」を選ぼう

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まずはテキスト化の範囲を選ぶ。トリプルタップすれば行全体を選択できる

 その後、任意の箇所にペーストすれば、テキスト化された文字が現れる。元の手書き文字は残ったままなので、もし誤認識があっても照合を行いやすい。

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コピーしたテキストを他のアプリに貼り付けることも可能

 過去に手書きでメモを取ったけれど、やはり読みづらいのでテキスト化して保管したい……といった場合にも重宝しそうだ。

◆メモにタグをつけて分類・検索できる

 さらに、iOSやMac OSでも利用できる「メモ」アプリ全体の新機能として、タグによる分類機能が登場した。メモ内に「#」で始まるタグを付けることで、任意のキーワードによるメモの分類を行えるようになる。

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メモの種類やキーワードを「タグ」で指定できる

「#」に続く文字列の入力後に改行するかスペースを押すと、文字がオレンジ色に変わってタグとして認識される。

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タグからメモを絞り込んで探すことができる

 作成したタグはフォルダ一覧最下部の「タグ」欄に表示され、それぞれのタグをタップすれば、そのタグがつけられたメモだけを表示することが可能だ

 これまでもメモ内の文字列を検索することは可能だったが、単純な検索の場合、無関係なメモまで検索結果に表示されてしまうことがある。その都度タグ追加する手間はかかるものの、大量のメモから目的のものだけを効率的に探し出す手段としては、検索より使い勝手がよさそうだ。

 用が済んだら読み返すことのない一時的な覚え書きのために「メモ」アプリを使っている場合にはあまり出番はなさそうだが、後から参照したい情報を蓄積しているような場合には重宝するだろう

◆「メモアプリはこれ1本」にしづらいのが難点

 クイックメモの登場で機動性の高さが強化され、スクリブルの日本語対応によってテキスト入力が効率化、タグ機能で分類・整理もしやすくなった今回のアップデート。

 機能の充実ぶりをみると、「メモアプリはこれ1本に絞ってもいいかも……」という気になってくるが、ここでネックとなるのがApple端末向けのアプリしか提供されていないという点だ。iCloud経由では他社OSからもアクセス可能とはいえ、Windows PCやAndroid端末とも情報を同期したい場合には、どうしても選択肢から外れてしまう。ここは純正アプリ故に仕方のない部分なのだろう。

 とはいえ、全体的な機能としてはかなり満足感の高いものとなっているので、秋からのiPadライフをより快適なものにしてくれるはずだ。

 なお、iPad OS 15のパブリックベータ版は「Apple Beta Software Program」のサイトから入手できる。ただし、正式リリース前のOSとなるため、不具合が発生する可能性もある。試したい場合は、普段は使用していない端末にインストールするなど、トラブルが発生しても支障のない環境を使うことをおすすめしたい。

<TEXT/酒井麻里子>

【酒井麻里子】

スマホやPC、ガジェットといったデジタルアイテムや、ビジネスに役立つアプリ、日用品などに関する記事を執筆。Twitterは@sakaicat

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