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「幼少期から父の家庭内暴力などに苦しむなど斟酌すべきところも…」傷害致死罪の息子に懲役4年6カ月の実刑判決 新潟地裁

BSN新潟放送 / 2024年6月14日 18時49分

BSN

新潟県 小千谷市で去年、父親に暴行を加えて死亡させた罪に問われている男の裁判員裁判で新潟地裁は男に対して懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡されたのは、小千谷市の会社員、大渕良輔被告 37歳です。

大渕被告は去年8月、小千谷市で父親の信行さんの頭などを何度も殴るなどの暴行を加えて多発肋骨骨折などのけがをさせ、死亡させた傷害致死の罪に問われていました。

14日の判決で、新潟地裁の小林謙介 裁判長は、「大渕被告は、幼少期から信行さんの家庭内暴力などに苦しんでいたこと。また、犯行当日、信行さんが無免許運転で甥を川に連れていったことなどに怒りを抱いたことなど動機には酌むべきものがある」としつつも、


 

「大渕被告が信行さんの家に向かった際には、甥は無事に帰宅していて4時間以上にわたり暴行したことはやむを得ないとまでは認められない」とし、検察側の懲役6年に対して懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
 

控訴について、弁護側は「本人と相談して決める」としています。

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