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「親の虫歯は子どもにうつる?」虫歯予防“2つのポイント” 砂糖を過剰に摂取しない!正しく歯を磨く!!

BSN新潟放送 / 2024年7月11日 16時53分

BSN

今回の「にいがたケンジュプロジェクト」は健康寿命の延伸には欠かせない歯の健康について考えます。皆さんは歯磨きの後うがいは何回していますか?

話を聞いたのは新潟大学大学院 医歯学総合研究科 小川祐司  教授です。

【新潟大学大学院 医歯学総合研究科 予防歯科学分野 小川祐司 教授】「菌が必ずしもいるからといって絶対に虫歯が発症するってわけではないです。大事なことは虫歯の菌がより発症しにくくするようなお口の中の状態を作っていく」

主な虫歯予防のポイントは2つ。砂糖を過剰に摂取しないことと、正しく歯を磨くことです。

皆さんは歯を正しく磨けていますか?
口の中で汚れが溜まりやすいのが歯の表面と、歯と歯茎の間、そして歯と歯の間です。

【小川祐司 教授】「まず歯の溝のところですけれども、これは歯ブラシを上から当てていただくっていうので、いいと思います」

次に歯と歯茎の境目です。
【小川祐司 教授】「(歯の)面に直角に当てるよりも少し斜めにしていただいた方が、歯ブラシの毛先が歯茎との間に入ります」

歯と歯の間は糸ようじや歯間ブラシを使ってきれいにしましょう。

【小川祐司  教授】「糸ようじを入れるときも、この糸が歯と歯の間のところに直角に入るようにしていただくといいです」

続いては、歯磨き粉の選び方と正しいうがいの方法です。

歯磨き粉はフッ素の量がポイント。フッ素配合濃度が1000ppm以上のものや『高濃度』とかかれたものが虫歯予防の効果が期待できるということです。

そして、うがいはやりすぎないことがポイントです。
【小川祐司  教授】「歯を磨いた後はちょっと吐き出すくらいでいい。どうしてもうがいしたいときはほんの少しのお水で1回うがいをしていただく」

Q「1回ですか?」
【小川祐司  教授】「1回で十分です」
Q「そうするとまだちょっと味も残っていそうですけれども?」
【小川 教授】「それが、フッ素が口の中に残ってて浸透していく」

回数が多すぎるとフッ素の成分が流れてしまうんですね。1回だけでは口の中に泡が残って気になる、という人は泡が少ない低発泡タイプの歯磨き粉を使うとよいそうです。

ところで、『子どもの虫歯は親と共有した食器などを介してうつる』という話、聞いたことありませんか?

日本口腔衛生学会は去年『科学的根拠は必ずしも強いものではない』との見解を示しているんです。

新潟大学の小川祐司 教授も過剰に神経質になりすぎる必要ないとした上で、大切なのは、親の口内環境だと指摘します。

【小川祐司 教授】「(親が)虫歯の治療をたくさんした経験がある場合には、自分の口の中に虫歯の菌が高くいる可能性がある。その場合には、子どもとのそのスキンシップの中で、その菌が子供にうつってしまう可能性は高いかもしれません」

小川教授によりますと、食器やスキンシップなどで子どもの口の中に菌が入ってしまっても必ず虫歯になるということではなく、菌や歯の状況、食事などが重なって虫歯になるということです。ですから子どもとは適度なスキンシップをとりながら、食べ物の好みが決まる3歳ころまで甘いものを与えすぎないことや、正しい歯の磨き方をして、親の口内環境を整えることで虫歯予防につながるということです。

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