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「一過性のトラブルで解決済みと認識 市教委に報告せず」児童の不登校の原因はいじめと認定した上越市が謝罪

BSN新潟放送 / 2024年7月12日 19時19分

BSN

新潟県 上越市は去年3月、小学校でいじめがあり被害にあった当時の児童が不登校になっていると明らかにしました。学校側は一過性のトラブルとしていじめと認識していなかったほか、担任も関係者から聞き取ったメモを破棄していたということです。

12日午後、上越市はこのいじめについて市議に説明しました。
【上越市教育委員会 早川義裕 教育長】「関係の生徒、それから家族の皆さんに大変ご負担をかけたことを改めておわび申し上げます」

上越市によりますと去年3月、上越市内の小学校で当時6年生の児童が自身の歌声について同級生がした会話など聞き不快な気持ちになったということです。

学校側は会話をした児童4人から状況を聞き取り、4人は被害児童に謝罪。しかし、1か月後に中学校に進んだ児童は、登校日数が減り、不登校になりました。

被害児童と保護者は去年6月、いじめ被害について教育センターに相談。
【上越市】「一連の出来事を児童間の一過性のトラブルと認識、教育委員会に報告しなかった」

当初いじめとは、認識せず、教育委員会に報告をしていませんでした。

さらに…
【上越市】「担任が本件事案に関わるメモを小学校と共有せず、トラブルは解決済みとして破棄したこと」

担任は、解決済みと考え、関係者から聞き取ったメモを破棄。さらに進学先の中学校にも引き継がなかったということです。

また、小学校は報告書を作りましたが、被害児童に直接、聞き取りはしていませんでした。
【上越市】「学校の不適切な対応であったり、認識の甘さであったり、問題点はたくさんあると思っています」

上越市教育員会は、市内の小中学校にいじめ事案のすみやかな報告などを指示したほか、被害児童と保護者によりそった対応をしていくとしています。

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