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「松山の災害は他人事ではない…」市街地に潜む土砂災害の危険  新潟市には特別警戒区域が200か所以上も…

BSN新潟放送 / 2024年7月17日 11時50分

BSN

市街地に潜む土砂災害の危険についてお伝えします。
愛媛県松山市で3人が死亡した土砂崩れは、市の中心部で発生しました。土砂災害は中山間地に限ったことではありません。崖崩れの恐れは、新潟市の市街地でも…

松山市で12日に起きた土砂崩れ。松山城の北側の斜面が高さ100メートル、幅50メートルにわたって崩れ、住宅1棟が倒壊し、この家に住む高齢夫婦と40代の息子が死亡しました。

避難した住民は、こう話しました。
「市の中心部にいてこんなことに遭うとは思いもよらなかった」

土砂崩れが起きたのは、およそ50万人が暮らす県庁所在地・松山市の中心部でした。土砂崩れの危険があるのは、中山間地だけではないのです。

新潟市にも、土砂災害の恐れがある土砂災害警戒区域に指定されているエリアがあります。


その一つが新潟市北区の太郎代地区。東港に面した海沿いのエリアです。

【記者リポート】
「こちらが土砂災害警戒区域に指定されている斜面です。斜面の上には住宅が立ち並んでいて、先日の雨では避難指示も出されています」

新潟市は先週の大雨で8日と11日の2回、太郎代の6世帯18人に避難指示を発令しました。

「怖いです。雨降るとやっぱり…」とインタビューに応じてくれた女性の自宅は土砂災害警戒区域にあり、避難指示の対象となりました。

同じ市街地で起きた松山市の土砂災害について聞いてみると…
「怖かったです。うちもなるんじゃないかって。他人ごとじゃないです」

新潟市でもかつて土砂災害が発生し、大きな被害が出たことがあります。1998年の豪雨です。

【当時の記者リポート】
「新潟市坂井です。こちらは越後線の土手が崩れ落ち、線路が宙づりになっているほか、民家の塀が崩れ落ち、非常に危険な状態になっています…」

新潟市ではどんな場所で崖崩れの恐れがあるのでしょうか?

危険な箇所を知ることができるのが土砂災害警戒区域や特別警戒区域が記された土砂災害ハザードマップです。

新潟市は南区以外の7つの区で指定エリアがあり、土砂災害警戒区域は314か所、土砂災害特別警戒区域は222か所指定されています。

土砂災害警戒区域は、新潟市の中心部・中央区にも…

【記者リポート】
「こちらは新潟市中央区の住宅街です。実は住宅街の裏には急な傾斜があり、『土砂災害警戒区域』に指定されています」

『土砂災害警戒区域』に住む男性は「どうしたって、こういう所に住んでいれば不安はあります」と話します。

男性は土砂災害への備えについて、「上の人と話し合って(壁の)角度をこういう形にしました。(壁を)緩やかにすることは、きちきちに家の近くまで来ると圧がかかるので…」と対応を話してくれました。

新潟市は「ハザードマップなどで日頃から避難場所や避難路を確認し、雨の降り方がいつもと違うと感じたら、最新の気象情報などに注意してほしい」としています。

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