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「2人同時になって…」ウイルス禍で流行なく“免疫がない”?『手足口病』この時期としては過去10年で最多  大人は重症化も

BSN新潟放送 / 2024年7月17日 19時21分

BSN

猛威を振るっている『手足口病』についてお伝えします。
全国では過去10年でこの時期としては最も多くなっていて、新潟県内でも1週間で1.6倍に増えています。
2人の子どもが同じ時期に感染した母親に話を聞きました。

「ばーっと、足はぶつぶつが出ていました」
こう話すのは、新潟市西区に住む五十嵐純花さんです。
7月上旬、子ども2人が手足口病と診断されました。

当時の写真をみると、子どもの足には赤い発疹が。そして今も…

手足口病は手や足、口の中に水疱性の発疹ができるウイルス性の感染症で、主に夏場に4歳ぐらいまでの子どもを中心に広がります。

五十嵐純花さん
「夕ご飯を食べるときに、口の周りにぶつぶつがあったので、ちょうど保育園でも出ていたので、手と足を確認したら、やっぱりぶつぶつが出ていて…」

7月1日から7日までの1週間に報告のあった1医療機関あたりの患者は、全国で11.46人。15週連続で増加していて、この時期としては過去10年で最も多くなっています。

新潟県内では10.67人と、前の週と比べ1.6倍に増えていて、県は警報を発令しています。

先ほど話を聞いた五十嵐さんの子どもが通う保育園のクラスでも、10人程が感染していたそうです。

五十嵐純花さん
「保育園で結構出ていたので、その中で(子どもがかかったのは)後の方なので。時間の問題なのかなって思っていて、やっぱりもらっちゃったなって…」

まず1歳の次男が感染し、その翌日には…
「上の子が40℃近くまで上がって、上の子も熱が下がったときに手と足と口の周りにぶつぶつが少しだけできました。2人同時に手足口病になって、すごく大変でした」

1歳の次男に症状が出始め、5歳の長男にうつさないよう対策し始めていた中での感染でした。

五十嵐純花さん
「最初に下の子がなったので、うつらないように違うタオルを使うようにはしてたんですけど、子どもたちが近づいてしまうのでうつっちゃったのかな… 完全に生活を分けられれば一番いいのかなと思うんですけど、小さい子2人だとなかなか難しいので…」

この手足口病の流行について、鈴木内科小児科医院の鈴木紀夫院長が指摘するのは子どもの『免疫』です。

鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫院長
「子どもさんの免疫が新型コロナウイルス禍で、手足口病がはやってなかったので、元の免疫がないので、保育園で1人はやると、わっと次から次にうつっていく」

1週間ほどで発疹はおさまるといいますが、油断はできません。

鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫院長
「お子さんの場合、手洗いとかもしなかったりするから… 便中にウイルスが残ったりするから、処置が悪いと、そこからうつる可能性がある」

また鈴木院長によりますと、大人が感染した場合、子どもよりも症状が重症化することがあるといいます。私たちは、どのような対策をすればいいのでしょうか?

鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫院長
「手洗いとか、うがいとか、マスクもそれなりに有効だと思いますけど、自分の免疫を維持するために体力を付けることと、運動とか一般的に言われている感染予防対策は有効だと思います」

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