東北では低地の浸水に最大級の警戒を 北陸や関東甲信、中国など広い範囲で激しい雨が降り大雨の恐れ 来週にかけても局地的に大雨か【大雨情報・30日(火)までの雨風シミュレーション】

BSN

梅雨前線の影響などで山形県では24日から25日までの降水量が7月の平年の1か月分を超える記録的な大雨となっているところがあります。
気象庁は、東北地方では25日夜遅くにかけて、低い土地の浸水に最大級に警戒するよう呼びかけています。また東北地方から西日本では26日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

気象庁によりますと、梅雨前線や低気圧に向かって太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込み、東北地方から西日本では大気の状態が非常に不安定となっているということです。前線に近い東北地方を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降っている所があります。

前線は26日にかけて停滞し、前線上の低気圧が東北地方を通過する見込みです。

東北地方では引き続き26日にかけて、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
一方、東日本から西日本では、太平洋高気圧の縁を回り流れ込む暖かく湿った空気と日中の気温上昇の影響で、引き続き26日にかけて大気の状態が非常に不安定となる所がある見込みです。

雨の予想

▽26日午後6時までに予想される24時間降水量（多い所）
　東北地方　200ミリ
　関東甲信地方　80ミリ
　北陸地方　100ミリ
　中国地方　80ミリ

▽27日午後6時までに予想される24時間降水量（多い所）
　　東北地方　120ミリ

気象庁は、東北地方では低い土地の浸水に最大級に警戒を、また東北地方から西日本では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。

東北地方から西日本では落雷や竜巻などの激しい突風に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど安全確保に努めるほか、ひょうが降るおそれがあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だとしています。

今後の雨と風の予想を見ると、来週にかけて東北や北陸では雨雲が発達する予想となっているほか、関東甲信や東海でも局地的に雨が強く降りそうです。
今後の気象情報に注意してお過ごしください。