1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「大雨で冠水や浸水の被害続出」新潟市 中央区は7月の観測史上最大となる106.5ミリ 大気が非常に不安定な状態今後も続く見込み

BSN新潟放送 / 2024年7月25日 18時48分

BSN

記録的な大雨で街の様子が一変しました。新潟市では25日、各地で道路が冠水し、川のようになってしまいました。浸水被害も出ています。

【記者リポート】「午前9時過ぎの新潟市 中央区です。こちらの道路、冠水していて車が1台動けなくなっています、反対側ではマンホールから水が噴き出しています」

午前9時ごろ、新潟市 中央区 上近江の様子です。大型商業施設脇の道路は川のように。車が通るたびに波のように水が押し寄せ、女性はひざ下まで水につかりながら進みます。

新潟市 中央区では午前7時過ぎまでの1時間で47.0ミリの激しい雨が降りました。

水が溜まった道路を恐る恐る進むと…
対向車が作る波がフロントガラスを打ち付けます。

千歳大橋の西詰では車3台が水没し、動けなくなりました。

普段は自転車通学だという高校生は水没した道路を避けて、もともと線路だった高台を歩き、学校に向かっていました。
【通学中の生徒は】「道が通れなくて行きづらくなって制服も汚れちゃって」

3時間降水量の最大は新潟市 中央区が7月の観測史上最大となる106.5ミリ。東区で70ミリ、阿賀野市で53.5ミリ、村上市 高根と新潟市 秋葉区で44.0ミリと、下越を中心に大雨となり、新発田市には一時 土砂災害警戒情報が発表されました。

新潟市によりますと雨の影響で市内では42か所の道路で冠水し、中央区で2棟が床下浸水の被害を受けたということです。

西区では道路がひび割れ、砂利が噴き出る現象も確認されています。

この雨で交通にも影響が出ました。JRは新潟駅を出発する全ての在来線で一時運転を見合わせ、駅構内は運転再開を待つ人で混雑し、駅員が対応に追われていました。

【電車の利用者は】「電車だったけど止まってしまったのでバスに変えました」
【電車の利用者は】「明日から夏休みだから、きょうが学校最後で早く行きたいです」

JR越後線では…。
「列車がさらに遅れることお詫び申し上げます。運転再開まで車内でお待ちください」

雨の量が基準を超えたため線路上で電車がストップ。撮影者によりますと30分以上止まっていたということです。

雨がやみ、水が引いた後は後片付けに追われる人の姿が…
新潟市中央区のこちらの自動車検査店では、工場と事務所が浸水。従業員らは午後も、排水や掃除などに追われていました。

そしてやっかいなことも…
【信越工具 羽賀義憲 常務】「完全に水没。水をポンプでかきあげて、電気部品をドライヤーで乾かしている」

26日も雨は降りそうです。県内は、大気が非常に不安定な状態が続き26日朝にかけて大雨となる所がある見込みで、警報級の大雨となる恐れもあります。

26日夕方までの24時間に降ると予想される雨の量は、いずれも多いところで下越で100ミリ、中越で80ミリ、上越で60ミリなどとなっています。

新潟地方気象台は県内全域で26日明け方にかけて低い土地の浸水や河川の増水に、26日夕方にかけて土砂災害に注意・警戒するよう呼びかけています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください