「世界遺産登録」で旅行者が急増！例えば来週 佐渡に“家族旅行”行けるの？泊まれるの？いくらかかるの?? 新潟県佐渡市

BSN

もともとハイシーズンな夏休みと『佐渡島の金山』の世界文化遺産登録とが重なり、いま佐渡への旅行者が急増している新潟県佐渡市。

これからでも行けるのでしょうか？
いくらかかるのでしょうか？
移動と宿泊をシミュレーションしました。

7日午前の新潟港は、佐渡へ渡る観光客らでごった返していました。

【東京から家族3人で2泊】
「金山行って、たらい舟乗って、青の洞窟を見に行きます」
「10万くらいかかりますね」

【東京から家族4人で2泊】
「全部込々で30万から40万くらいかな」

定員1500人のフェリーは1日最大6便出て最大9000人、

そして定員245人のジェットフォイルが1日最大7便で1200人。
佐渡へは、1日およそ1万人が渡ることができるのです。

【記者リポート】
「では、1週間後の8月14日から1泊、家族4人で佐渡旅行をすることはできるのでしょうか？いくらかかるのでしょうか？シミュレーションしてみます」

8月14日の新潟発で検索すると、フェリーもジェットフォイルも、午前中の2便は満席ですが午後なら余裕があります。

往復料金で大人2人＋子ども2人の場合、フェリーは最安値の2等で1万7760円。

ジェットフォイルは4万500円です。
なお、業績好調の佐渡汽船では10月からは最大100円の値下げを検討しています。

時間重視の方は、ジェットフォイルで1時間7分。
値段重視の方は、のんびりフェリーで2時間30分。

佐渡に到着した皆さんは、どんな所に泊まる予定なのでしょうか？

【神奈川県から3人で2泊】
「1か月前に予約しました。3人で2泊で10万円くらいでした」

【埼玉県から来た人】
「1か月前に宿を取りました。素泊まりで4万円です」

試しに「8月14日に家族4人で朝食付き」で検索してみると、相川にあるホテル1軒だけしかヒットしませんでした。
4人で合計4万7520円で…、残り1室です。

佐渡市内には、ホテルと旅館が105施設あり、宿泊定員はおよそ3500人。
佐渡汽船の輸送する1日最大1万人を考えると“少ない”といえそうです。

一般的なサイトでは検索ができず、“8月14日に泊まる”ことができるところを佐渡観光交流機構で探してもらいました。

【佐渡観光交流機構　佐藤達也 事務局長】
「今、空いているのは3軒のみです。家族ならなおさら厳しい状況です」

残念ながら家族4人で泊まることはできず、他に予約できるのは、家族旅行には適さないつくりの、カップル向けの「○○ホテル」だけでした。

ということで…
8月14日に家族4人で1泊、夕食・移動費なども入れて往復フェリーで移動なら総額8万円ほど。往復ジェットフォイルで普通に予約できるホテルなら総額10万3000円ほどとなりました。