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「みんなで遊ぶのもいい」子どもの居場所づくりと働く大人の支えに 新潟市初の「出張児童館」が紡ぐ地域のにぎわい

BSN新潟放送 / 2024年8月16日 19時0分

BSN

夏休み真っただ中で、子どもは休みでも親は仕事。でも、地域に“児童館”はない。そんな保護者のために新潟市北区が行っているのが“出張型の児童館”です。いったいどんなものなのでしょうか?

新潟市北区の「太夫浜自治会館」に運び込んでいるのは「おもちゃ」です。自治会館を利用した“1日限定の児童館”が出来上がりました。午前10時のスタートから、続々と子どもたちがやってきます。この日は、小中学生6人が訪れました。

どこでも児童館 藤田加菜 館長
「今年度から、7月から月20回ほど行けるようにということで手配をして、地域に協力いただきながら実施しています」

7月から本格的に始まった「どこでも児童館」。きっかけは児童館の閉館です。

新潟市北区では、もともと4つの児童館がありましたが、今年3月にその1つが施設の老朽化を理由に閉館となりました。

新潟市は人口1人当たりの公共施設の面積が政令指定都市の中で最も大きく、児童館の建て替えは行わない方針で、区は北区全体の児童館のあり方を検討しました。濁川や松浜など、もともと児童館がない地域もあり、子どもの居場所を「出張」という形で北区全体に届けられるよう「出張児童館」を始めたということです。

どこでも児童館 藤田加菜 館長
「『ここがあると安心して仕事に向かうことができる』という声をいただいたり『毎日でもやってほしい』という声もありがたいことにくださっている」

新潟市で初めて導入された「出張児童館」は、子どもを預ける保護者にとっても大きな支えになっています。

保護者
「どうしてもゲームとかが子どもたちのコミュニケーションの主流になっているところがあるので、人と人とが顔を合わせて出会って話したりとか、一緒に食べたりは核家族の時代なので、とっても良いことだと思う」

月曜から土曜まで利用でき、公民館のほかに小学校の体育館などでも行っているということです。毎回遊ぶ場所が違うのも、子どもたちにとっては新鮮なようで…

中学1年生
「みんなと、いつも遊べない遊びとか、小学校でしか遊んでいなかった遊びがたくさんあって、友達と遊べて楽しかったです」

中学2年生
「家のときはリラックスできて良いけど、たまにはみんなで遊ぶのも良いと思います」

またこの日は「こども食堂」との合同イベントも開かれました。地域の農業や漁業関係者から食材を提供してもらい、美味しそうなランチが完成。地元の人たちと一緒に食べました。

―お味はどうですか?
小学1年生「グッジョブ」

どこでも児童館 藤田加菜 館長
「地域の中に『児童館という子どもの居場所を作りたい』という人がどんどん増えていって、今年度私たちが出向いていることが将来のまちづくりにつながっていくと良いなと思います」

児童館がない地域の人たちにとって大きな味方となる「出張児童館」。
子どもたちの居場所づくりが、地域の賑わい創出にも繋がっています。

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