台風10号 最大瞬間風速50メートル“強い勢力”で東日本から西日本に来週接近か【今後の雨と風のシミュレーション・3時間ごと】

BSN

気象庁は22日、マリアナ諸島付近の熱帯低気圧が台風10号（サンサン）に変わったと発表しました。台風10号は今後、発達しながら日本に近づく見込みで、来週は大荒れの天気となる恐れもあります。今後の気象情報に注意してください。

22日午前3時に発生した台風10号は、22日午前9時にはマリアナ諸島付近にあって、西北西にゆっくりとした速さで進んでいます。
中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっていて、中心から東側220km以内と西側165km以内は風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風10号は今後、発達を続けながら北上する見込みで、27日(火)午前9時には、暴風域を伴いながら、本州の南に近づく見込みです。最大瞬間風速は50メートルと予想されています。

ただ、まだ予報円の範囲が大きく、東日本から西日本のどこに接近するか、はっきりとしていません。22日午前9時時点では、東海～九州南部の広い範囲が入る予報円となっています。今後の台風情報に注意してください。

また22日は各地で大気の状態が非常に不安定となりそうです。
連日、激しい雷雨となっている関東甲信地方は22日夜遅くにかけて、非常に激しい雨が降る恐れがあるほか、23日にかけて前線が通過する北海道では、24日朝までの2日間に多い所で200ミリ以上の大雨となる見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。

週末は広い範囲で低気圧の影響を受ける見込みで、各地で大気の状態が不安定となり雨となる所がありそうです。特に日本海側を中心に雨が強まる所がある見込みで、最新の情報に注意してお過ごしください。