“学歴差別発言”批判で市民からはリコール運動の動きも 中川幹太市長 辞職しない考えを表明 新潟県上越市

BSN

学歴差別ととられる発言をし、市議会から「辞職勧告決議」を受けた新潟県上越市の中川幹太市長は、23日の会見で辞職しない考えを明らかにしました。

【上越市　中川幹太 市長】
「このたび、覚悟と決意を持って、引き続き市長として職責を果たしていきたいという考えを固めたところでございます」

上越市の中川市長は、23日の午前11時に始まった定例会見でこのように述べ、辞職しない考えを明らかにしました。

中川市長は6月の市議会で、「工場で働いているのは高校卒業レベルで、頭のいい人だけが来るわけではない」と発言。

給料5か月分を全額カットする案を市議会に提出しましたが反対多数で否決され、「辞職勧告決議」を受けていました。

【上越市　中川幹太 市長】

「今後、公職の候補者でなくなった際には、提案した減給額に相当する額を上越市に寄付することで対応してまいりたいと考えております」

22日夜には上越市内で一部の市議や市民有志が集会を開催し、中川市長の早期辞職を求めた上で、辞職しなかった場合は解職を求める「リコール運動」も辞さない姿勢を示しています。