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子どもの異変にどう気づく?「保護者はどう対応すれば…」増える夏休み明けの不登校

BSN新潟放送 / 2024年8月27日 20時33分

BSN

夏休みが明け、学校が始まったという子どもも多いのではないでしょうか。
ただ、長期休暇明けのこの時期は「学校に行きたくない」と悩む児童生徒が多いと言われています。

文部科学省のまとめでは、2022年には小中学校で不登校になった児童生徒の数はおよそ30万人となり、前年の2021年からおよそ5万人増えて過去最多となりました。

新潟県三条市内の自宅でフリースクール『ヒュッゲ』を開いている、関口健志さんにお話を伺いました。

長期休暇明けに「学校に行きたくない」と思う子どもが特に多いそうで、夏休み明けのこの時期は、関口さんの元にも保護者からの相談が寄せられるそうです。

「夏休み開けて完全に行けなくなったという形で『どうしたらいいですか』と相談を受けることが多い。夏休みのあとというのはすごく気を付けてほしい時期かなと思います」

子どもの“異変”にはどう気づくのか…。
保護者が取るべき“対応”とは?

「夏休みで作った生活習慣が、ガラッと学校の生活に戻るという、その切り替えが難しいというお子さんが結構多かったりする」

では子どもの変化に気づくためにはどのようにしたらよいのでしょうか。

【フリースクール ヒュッゲ 関口健志 代表】
「夏休み中はなんともないのに、夏休みが明ける間近になったら体の具合が悪くなったりとか、表情が暗くなったりとか…。親御さんでないと気付かないところもあるのかなと」

関口さんは、不登校になる子どもには優しく気を配れる性格の子が多く、周りに対して無理に明るくふるまう子どもが多いといいます。
そのため、”普段との様子の違い”を見ることがポイントだということです。

そのうえで関口さんは、「やばいとか、大変だってなるよりも、平常な形で救い合ってもらう方がいいのかな」として、保護者に求められるのは、悲観しすぎずに子どもに寄り添った対応をとることだと話しています。

関口さんのフリースクールに5年ほど息子が通っているという女性も、息子に合わせた対応を心がけているといいます。

「当り前じゃないことも、当たり前でいいのかなって…」
「子どものペースに合わせてあげて、心配な気持ちはちょっと抑えて、子どもに寄り添ってあげたらいいんじゃないかなと思います」

子どもが学校に通えないことで大人が感じる不安より、その子が安心して過ごせる場所を選択できる環境づくりの方が重要だと、自宅でフリースクールを開く関口健志さんは話します。

「例えば本人が学校っていうなら学校でもいいし、家でもいいですし、それ以外でもいいと思うんですけど、そういった選択の幅が増えていけばいいかなって」

悩んだときは、近くの相談員に24時間つながる『24時間子供SOSダイヤル』も活用してください。

24時間子供SOSダイヤル
0120-0-73810(なやみ言おう)

また保護者からも、スクールカウンセラーなどに相談することも有効です。

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