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台風10号「今後の進路と3時間ごとの雨風シミュレーション」 九州南部中心に記録的大雨の恐れ 鹿児島県には特別警報発表 暴風・波浪・高潮に最大級の警戒を【台風情報・28日午後7時現在】

BSN新潟放送 / 2024年8月28日 20時1分

BSN

台風10号は非常に強い勢力で鹿児島県の屋久島の西を北上しています。
奄美地方を除く鹿児島県には暴風や波浪、高潮の特別警報が発表されています。鹿児島県では暴風や高波、高潮に、九州南部では土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。

台風10号は28日午後7時現在、屋久島の西南西およそ40キロにあって、ゆっくりした速さで北へ進んでいます。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

今後、台風は非常に強い勢力を維持したまま北上し、30日にかけて九州に上陸するおそれがあります。九州南部では記録的な暴風や高波、高潮、大雨となるおそれがあります。台風の動きが遅いため、西日本を中心に長い時間にわたって、猛烈な風や猛烈なしけが続き、総雨量が多くなる見込みです。

また西日本と東日本太平洋側を中心に、台風本体から離れた地域でも、台風周辺や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となり、断続的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降っている所があります。

風の予想

奄美地方では29日にかけて、西日本では30日にかけて、猛烈な風が吹く所がある見込みです。

▽28日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  四国地方   18メートル(30メートル)
  九州北部地方 20メートル(30メートル)
  九州南部   50メートル(70メートル)
  奄美地方   50メートル(70メートル)

▽29日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  中国地方   18メートル(30メートル)
  四国地方   25メートル(35メートル)
  九州北部地方 40メートル(60メートル)
  九州南部   50メートル(70メートル)
  奄美地方   40メートル(60メートル)

▽30日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  東海地方   22メートル(35メートル)
  近畿地方   25メートル(35メートル)
  中国地方   25メートル(35メートル)
  四国地方   30メートル(45メートル)
  九州北部地方 40メートル(60メートル)
  九州南部   35メートル(50メートル)

その後も、西日本から東日本では非常に強い風が吹くおそれがあります。

波の予想

奄美地方と西日本では29日にかけて、うねりを伴い猛烈にしける所があるでしょう。

▽28日に予想される波の高さ
  四国地方   5メートル うねりを伴う
  九州北部地方 5メートル うねりを伴う 
  九州南部   11メートル うねりを伴う
  奄美地方   11メートル うねりを伴う

▽29日に予想される波の高さ
  近畿地方   6メートル うねりを伴う  
  四国地方   7メートル うねりを伴う
  九州北部地方 7メートル うねりを伴う 
  九州南部   10メートル うねりを伴う
  奄美地方   9メートル うねりを伴う

▽30日に予想される波の高さ
  東海地方   6メートル うねりを伴う  
  近畿地方   7メートル うねりを伴う  
  四国地方   7メートル うねりを伴う
  九州北部地方 7メートル うねりを伴う 
  九州南部   6メートル うねりを伴う
  奄美地方   5メートル うねりを伴う

その後も、西日本から東日本では大しけとなるおそれがあります。

雨の予想

西日本と東日本太平洋側を中心に、29日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や猛烈な雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
また30日以降も大雨が続き、九州南部を中心に総雨量が1000ミリを超える記録的な大雨となるおそれがあります。

▽29日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
  東海地方   300ミリ
  近畿地方   150ミリ
  四国地方   300ミリ
  九州北部地方 400ミリ
  九州南部   600ミリ
  奄美地方   150ミリ

▽30日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
  東海地方   300ミリ
  近畿地方   200ミリ
  中国地方   150ミリ
  四国地方   400ミリ
  九州北部地方 400ミリ
  九州南部   400ミリ

▽31日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
  東海地方   300ミリ
  近畿地方   300ミリ
  中国地方   200ミリ
  四国地方   300ミリ
  九州北部地方 120ミリ

線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、九州南部・奄美地方の宮崎県、鹿児島県(奄美地方を除く)で29日夜にかけて、奄美地方で29日午前中にかけて。
九州北部地方の山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県で28日夜から29日夜にかけて。
四国地方の徳島県、愛媛県、高知県で29日午前中から29日夜にかけてとなっています。

気象庁が呼び掛けている防災事項

鹿児島県では暴風や高波、高潮に、九州南部では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。地元市町村が発令する避難情報に従って早め早めに身の安全を確保してください。

奄美地方と西日本では、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹く所がある見込みです。風が強まる前に頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。また、高波に厳重に警戒し、高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水などにも厳重に警戒してください。

また、西日本と東日本太平洋側を中心に、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

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