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台風10号 今後の進路と30日午後9時までの1時間ごとの雨風シミュレーション 九州・四国・東海で線状降水帯発生の恐れ【台風情報・29日午前11時30分現在】

BSN新潟放送 / 2024年8月29日 11時52分

BSN

台風10号は29日午前8時ごろ、鹿児島県薩摩川内市付近に上陸した後、九州を北上しています。29日は九州北部地方を北上し、その後、進路を東よりに変えて、31日にかけて西日本を東へ進む見込みです。気象庁は暴風や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に厳重に警戒し、高波に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、強い台風10号は、29日午前10時には熊本県天草市付近にあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。
中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

台風は、29日は九州北部地方を北上し、その後、進路を東よりに変えて、31日にかけて西日本を東へ進む見込みです。台風の動きが遅いため、西日本を中心に長い時間にわたって、猛烈な風や非常に強い風が吹いて大しけが続き、総雨量が多くなる見込みです。

九州では台風本体の発達した雨雲の影響で、雷を伴った非常に激しい雨が降っている所があり、29日午前9時までの48時間雨量が700ミリを超える記録的な大雨となっている所があるということです。

また、西日本と東日本太平洋側を中心に台風本体から離れた地域でも、台風周辺や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、断続的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降っている所があり、29日午前9時までの48時間雨量が300ミリを超える大雨となっている所があります。

風の予想

▽29日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  中国地方   18メートル(30メートル)
  四国地方   25メートル(35メートル)
  九州北部地方 35メートル(50メートル)
  九州南部   35メートル(50メートル)
  奄美地方   18メートル(30メートル)

▽30日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  東海地方   17メートル(30メートル)
  近畿地方   25メートル(35メートル)
  中国地方   25メートル(35メートル)
  四国地方   30メートル(45メートル)
  九州北部地方 30メートル(45メートル)
  九州南部   25メートル(35メートル)

▽31日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  東海地方   20メートル(30メートル)
  近畿地方   25メートル(35メートル)
  中国地方   25メートル(35メートル)
  四国地方   23メートル(35メートル)
  九州北部地方 18メートル(30メートル)
  九州南部   18メートル(30メートル)

波の予想

▽29日に予想される波の高さ
  近畿地方    5メートル うねりを伴う  
  四国地方    7メートル うねりを伴う
  九州北部地方  7メートル うねりを伴う 
  九州南部    8メートル うねりを伴う
  奄美地方    6メートル うねりを伴う

▽30日に予想される波の高さ
  東海地方    6メートル うねりを伴う  
  近畿地方    6メートル うねりを伴う  
  四国地方    7メートル うねりを伴う
  九州北部地方  7メートル うねりを伴う 
  九州南部    6メートル うねりを伴う
  奄美地方    5メートル うねりを伴う

▽31日に予想される波の高さ
  東海地方    6メートル うねりを伴う  
  近畿地方    6メートル うねりを伴う  
  四国地方    6メートル うねりを伴う

雨の予想

▽30日正午までに予想される24時間降水量(多い所)
  関東甲信地方 250ミリ
  東海地方   300ミリ
  近畿地方   200ミリ
  中国地方   150ミリ
  四国地方   400ミリ
  九州北部地方 400ミリ
  九州南部   400ミリ

▽31日正午までに予想される24時間降水量(多い所)
  関東甲信地方 200ミリ
  東海地方   300ミリ
  近畿地方   300ミリ
  中国地方   200ミリ
  四国地方   400ミリ
  九州北部地方 200ミリ
  九州南部   100ミリ

▽9月1日正午までに予想される24時間降水量(多い所)
  関東甲信地方 150ミリ
  東海地方   400ミリ
  近畿地方   300ミリ
  中国地方   120ミリ
  四国地方   150ミリ

線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、
 ・九州南部・奄美地方…宮崎県、鹿児島県(奄美地方を除く)で30日午前中にかけて
 ・九州北部地方…山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県で30日午後にかけて
 ・四国地方…徳島県、愛媛県、高知県で30日夜にかけて
 ・東海地方…岐阜県、静岡県、愛知県、三重県で29日夜から30日午前中にかけて
です。

気象庁が呼び掛ける防災事項

暴風、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、高波に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

九州では29日は、飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれもある猛烈な風が吹く所がある見込みです。不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。また、高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水などにも厳重に警戒してください。

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