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台風10号は1日夜までに熱帯低気圧に変わる見込み さらに次の“台風のタマゴ”がフィリピンの東海上に…【台風情報・6日(金)午後3時まで・3時間ごとの雨と風のシミュレーション・1日午前11時更新】

BSN新潟放送 / 2024年9月1日 11時16分

BSN

台風10号は東海道沖を北上し、1日夜までに熱帯低気圧に変わる見込みです。気象庁は引き続き、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。
一方、“台風のたまご”となる熱帯低気圧がフィリピンの東海上から北上する見込みで、あす2日までに台風となる見通しです。

気象庁によりますと、台風10号は1日午前9時には東海道沖にあって、ほとんど停滞しています。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心の東側220キロ以内と西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

東日本太平洋側では、台風本体の発達した雨雲や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んで、雷を伴った激しい雨の降っている所があるということです。また東日本では、これまでの記録的な大雨で、地盤が緩んでいる所や増水している河川があり、土砂災害、洪水災害の危険度が高くなっている所があるとしています。

台風は今後、東海道沖を北上し、1日夜までに熱帯低気圧に変わる見通しです。熱帯低気圧に変わった後も、東日本を中心に、熱帯低気圧周辺の雨雲や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

なおフィリピンの東にある“熱帯低気圧b”は今後、台湾や沖縄地方にゆっくりと近づいてきそうです。今後の気象情報に注意してお過ごしください。

雨の予想

西日本や東日本では、2日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降って、大雨となる所がある見込みです。

▽2日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
  関東甲信地方 120ミリ
  東海地方   200ミリ
  北陸地方   80ミリ
  近畿地方   150ミリ

▽3日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所)
  東海地方   100ミリ
  北陸地方   80ミリ

風の予想

西日本や東日本では2日にかけて、強い風が吹く所があるでしょう。

▽1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  東海地方 18メートル(25メートル)
  近畿地方 15メートル(25メートル)

▽2日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  東海地方 16メートル(25メートル)

波の予想

東日本では1日は、うねりを伴ってしける所があるでしょう。

▽1日に予想される波の高さ
  東海地方  4メートル うねりを伴う

防災事項

土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
強風や高波、高潮にも注意してください。

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