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負債総額約5億円 土木建築等の『白井工業所』らグループ3社が倒産 中越地震の復興記念碑もグループで手掛ける 新潟県長岡市

BSN新潟放送 / 2024年9月2日 16時56分

BSN

新潟県長岡市で、土木・建築工事などを手掛けていた『白井工業所』と、その関連企業2社が、販売不振から破産申請の準備に入ったことがわかりました。
負債の総額は約5億円で、そのうち白井工業所が約2億7000万円とみられています。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、長岡市稽古町の『白井工業所』は、1916年に創業した『長岡石材センター』を母体に、お墓を中心とした石製品の取り付け工事のほか土木建築工事業を目的として1961年に法人化。長岡市など官民からの受注基盤を築いて事業拡大し、中堅企業として成長してきました。
しかし、公共事業の受注減による土木部門の低迷と共に新型コロナウイルス禍による民間消費行動の消極化が重なったところに、人材難や慢性的な資金繰りの悪化などの要因が重なり、業績は悪化の一途をたどっていました。

また『長岡石材センター』では、墓石のみならず、長岡市による中越地震復興記念碑建立にも携わるなど、国産材料を自社加工した墓石その他の加工販売を主力の業務としていましたが、海外加工された安価な商品を販売する業者の参入による受注件数の減少を強いられ、在庫が増加する状況となっていた模様です。

このようなことから、上記2社に加え、石材加工用のダイヤモンド工具の卸を行っていた『新潟ダイヤサービス(1982年設立)』も加えたグループ3社では、借入金を返済しながら事業を再生していくのが困難と判断し、3社同時に破産を申し立てる決断に至ったということです。

東京商工リサーチによりますと、新潟県内では162~164件目の“新型コロナウイルス関連破たん”になるとしています。

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