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「ギャンブルが原因で金銭的に困窮し酌むべき事情はない」母親死体遺棄の息子に懲役10か月の実刑判決

BSN新潟放送 / 2024年9月4日 18時52分

BSN

今年6月、新潟市秋葉区の自宅で死亡した90代の母親の遺体を放置した罪に問われている男に対し新潟地裁は4日、懲役10か月の実刑判決を言い渡しました。

この裁判は新潟市秋葉区の無職・小林弘明被告(66)が、今年6月、秋葉区の自宅で一緒に住んでいた母親 ハルノさん(92)が死亡しているのを発見したにもかかわらず、1階の寝室に放置し遺体を遺棄した罪に問われているものです。

新潟地裁の石黒瑠璃裁判官は「同種事案と比べて特に悪質とは言えない」としつつも、「ギャンブルが原因で金銭的に困窮し、葬儀の費用が出せないとの理由で遺体を放置したのであるから、その経緯に酌むべき事情は見当たらない」と指摘。 

さらに「自宅を施錠して訪問者に見つからないようにするなど、強い犯意をうかがわれる」としました。 

また、仮釈放中だったことから強い非難を免れず、「実刑を選択するほかない」とし、懲役10か月の実刑判決を言い渡しました。弁護側は控訴しない方針を示しています。

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