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ネコが増えたというより“ヒトの問題”「飼い主の責任を果たして!」新潟市で『保護ネコ』急増

BSN新潟放送 / 2024年9月7日 6時13分

BSN

新潟市の動物愛護センター(中央区)で、保護ネコが急増しています。
受け入れがひっ迫しているため、市では里親を募集する一方で、飼い主には適切な飼育を呼びかけています。

【新潟市動物愛護センター 笹川元主幹】
「現在、新潟市動物愛護センターで保護しているネコは例年の約2倍になっている。今後さらに保護される子ネコが増える見通しです」

8月末の時点で新潟市動物愛護センターでは、例年のおよそ2倍にあたる67匹のネコを保護しています。50人態勢の一般ボランティアで子ネコの預かりなどを行っていますが、それでも足りない状況だということです。

市の統計では、保護ネコを収容した数はここ5年間で徐々に減少していましたが、2024年度はすでにトータルで240匹となり、2023年度を上回る見込みです。

【新潟市動物愛護センター 笹川元主幹】
「これは、ネコが増えたというより、“多頭飼育崩壊”というような人の問題。潜在的な問題が表面化したということが多数あった」

1軒の家から35匹のネコを保護したという事例もあります。
不妊などをしていなかったため徐々に増えたということです。

【新潟市動物愛護センター 笹川元主幹】
「適切な不妊去勢手術を行わないと、予想だにしないかたちでこのようにネコが増えてしまう」

ネコは繁殖能力が高く、年に2~3回・1回で5~6匹出産すると言われています。
このため動物愛護センターでは適正な不妊去勢手術を飼い主に呼びかけています。

「われわれとしても、この子たちを大事に飼ってくれる飼い主さんに届けてあげたい。施設には限りがありますので、まずは飼い主自身の責任をしっかり果たしてもらうことを、ぜひお願いしたい」

責任ある飼い主を求めて、新潟市動物愛護センターでは“譲渡に関する相談”を毎日行っているとともに、大規模な“譲渡会”も毎月1回程度開催しています。
譲渡に関する相談電話(平日に限る)◆
025-288-0017

また、譲渡にあたっては“審査”があり、学生を除く18歳以上65歳以下で飼育者と後見人の氏名が必要なほか、命をつなぐ意識を高めるための「講習会」を受講する、などの条件があります。

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