10日夜のはじめ頃にかけて関東甲信ではバケツをひっくり返したような激しい雷雨の恐れ 東海でも10日夜遅くにかけて激しい雷雨か【14日(土)までの雨のシミュレーション・9日午後5時更新】

BSN

関東甲信地方では、太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込んでいるほか、日中の気温上昇の影響で、大気の状態が非常に不安定となり雷を伴った激しい雨が降っているところがあるということです。気象庁は10日夜遅くにかけて、低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、関東甲信地方では引き続き、10日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みで、10日の夜のはじめ頃にかけて雷を伴った激しい雨が降る所があるとしていて、雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があるということです。

雨の予想

▽9日に予想される1時間降水量（多い所）

　　関東地方北部　40ミリ
　　関東地方南部　40ミリ
　　甲信地方　　　40ミリ

▽10日に予想される1時間降水量（多い所）
　　関東地方北部　30ミリ
　　関東地方南部　40ミリ
　　甲信地方　　　30ミリ

▽10日午後6時までに予想される24時間降水量（多い所）
　　関東地方北部　80ミリ
　　関東地方南部　80ミリ
　　甲信地方　　　60ミリ

防災事項

関東甲信地方では、10日夜遅くにかけて、低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しのある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。ひょうが降るおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

また、東海地方でも大気の状態が非常に不安定となる見込みで、10日夜遅くにかけて雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所がありそうです。竜巻などの激しい突風や落雷、ひょう、急な強い雨に注意するようにしてください。