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“現職同士”による三つ巴の戦いか【いざ 衆院選…】立憲から1人と自民から2人『新潟4区』

BSN新潟放送 / 2024年10月8日 19時23分

BSN

2022年の“区割り変更”で「新・新潟4区」は、長岡市が有権者の6割余りを占め、さらに柏崎市・小千谷市・見附市などがエリアに入ります。

その新潟4区には、自民党の鷲尾さんと泉田さん、立憲民主党の米山さんが立候補を表明していて、三つどもえとなる公算が大きくなっています。

朝から小千谷市の街頭に立った自民党の鷲尾英一郎衆議院議員。
長らく旧2区を地盤としてきた鷲尾さんにとって新4区は、そのおよそ7割が初めての活動の場です。

「地方議員の皆さんとか、自民党の地域の組織の皆さんともしっかりと連携するということを意識しました。知名度はかなり上がってまいりましたし、それから地域の後援会もしっかりとかなり急速に広がってきたなと思っています」

現在6期目の鷲尾さん。
過去4回は旧2区で旧民主系から出馬しています。

2019年に自民党に入党していて、今回は自民党として初めて選挙区を戦うことになり、党の“組織力”をフル活用。この日も傍らに地元の議員が立って鷲尾さんの活動を支えたほか、後援会も旧長岡市や柏崎市を中心に、小学校区単位などで細かく張り巡らせています。

【小千谷市議会 上村行雄議長】
「ご本人言っていましたけど、どうしても地元ではないので、やっぱり知名度を上げたいという話では本当に足しげく通っていただいているし、選挙勝って、名実ともに小千谷のために働いていただける方だと思って」

また9月28日には、長岡・柏崎・見附に続き、小千谷市で県内4か所目の事務所を開きました。

【自民党鷲尾英一郎衆議院議員】
「小千谷が選挙区になってから、どうしても小千谷市内に拠点をつくらせていただきたいと…」

鷲尾さんは「党への逆風を力に変える」と強調します。

「自民党が政治とカネの問題で信頼が揺らいでしまったということに対して、石破新総裁はしっかりと『生まれ変わる』と。新たな自民党というのを皆さま方に見ていただきたいと思っています」

前回は旧5区から出馬し、現在は立憲民主党新潟県連の幹事長を務める米山隆一衆議院議員。隣には、妻で作家の室井佑月さんの姿も…。

― イベントに積極的に顔を出す狙いは?
【立憲民主党 米山隆一衆議院議員】
「いろいろな方にお会いして、顔を知っていただいて、そして支持していただけるようにと思って…」
【妻・室井佑月さん】
「自民党のように組織力がないからです。頑張ります!」

人気と顔の広さを併せ持つ強力な“パートナー”と選挙区を回り、広く無党派層の取り込みを狙います。

【妻・室井佑月さん】
「はっきり言って、女心とかはまったくわからないと思いますけれど、でも頭脳はピカイチだと思う」

そんな地域での活動に加え、米山さんが駆使するのが『SNS』です。エックスのアカウントには新潟県内の国会議員でトップの14万人のフォロワーがいます。

自民党総裁選の翌日には、長岡市で開いた国政報告会をオンラインで配信。
2000人以上が視聴しました。

【立憲民主党米山隆一衆議院議員】
「小泉進次郎さんだと進次郎ブームが起こりうるわけですよ。高市さんも起こりうると思うんですよ、初の女性総理で…」
「僕の感覚としては、石破さんでむしろやりやすいと」

立憲民主党の野田佳彦新代表が「共産党と同じ政権は担えない」とする中、野党間の連携が鍵を握ります。

「地域は地域の事情といいますか、地域は地域で積み上げてきたものがありますから、そういったものを尊重していただきたいなと思います」

【自民党 泉田裕彦衆議院議員】
「ジェットコースターに乗ったような気分で、今ちょっと、もう少し時間がたってかみしめてからコメントを言えるんじゃないかと思います」

9月27日に行われた自民党の総裁選で喜びをかみしめた、自民党の泉田裕彦衆議院議員。泉田さんは石破氏の選対本部で活動し、推薦人に名を連ねていました。

「国民が信頼できる、誠意をもって正直に語る政治、ぜひ実現してほしいなと期待しています」

前回は自民党公認で旧5区から出馬し、米山さんに敗れて比例復活。
今回は4区から出馬する意向を示していますが、党の公認候補予定者とみなされる支部長には鷲尾さんが就いています。

― 自身の選挙に追い風になった?
「今回総裁選で、まずは新潟の条件不利、格差是正というところで一番。それからもうひとつ、政治透明性・信頼性確保ということで、石破さんを一生懸命応援させてもらいましたので、まずそこからです。そこから先ってどうなるかわからないのに考えても仕方ないでしょ」

格差の是正や経済・防災政策などをテーマに、動画配信サイトでの発信に力を入れる泉田さん。
過去には地元県議から“裏金”を要求されたとして刑事告発もしていて、『政治とカネの問題』は選挙戦でも訴えていきたいと考えています。

「裏金については私、闘ってきたほうなので…。これは民主主義をゆがめると思うんですよね。これを機会に根絶しなければいけないと思っています」

3人の主張と、新たな選挙区での活動はどう評価されるのか…。
有権者の審判が下るのはまもなくです。

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