中越地震20の記憶(1) 上越新幹線脱線

BSN

中越地震の発生から10月23日で20年。当時の出来事を振り返る『中越地震20の記憶』営業運転中の新幹線で初めて起きた脱線事故です。

発生当日はまだ全貌が分かりませんでした。
翌朝、飛び込んできたのは目を疑うような映像でした。

乗客・乗員にけがはなかったものの、この年40年を迎えた新幹線史上、営業運転では初の脱線でした。

【当時のJR保線課長　保坂道夫さん】
「もっとすごい状態を想定していました。車両が傾いた状態で止まっているということは脱線なので、『あれで良く済んだな』というのが素直な印象でしたね」

新幹線に代わる首都圏へのアクセスは飛行機に委ねられました。

『安全神話の崩壊』とも言われましたが、新幹線は横転せず、けが人もでなかったことから、安全神話が実証されたとも評価されました。