新潟・阿賀野市で回収されたオオタカの死がいから『A型鳥インフルエンザウイルス』検出 環境省が詳しい検査を実施
BSN新潟放送 / 2024年10月29日 15時22分
新潟県は29日、阿賀野市で回収されたオオタカの死がいから『A型鳥インフルエンザウイルス』が検出されたと発表しました。病原性は未確定で、環境省が詳しい検査を行っているということです。
県によりますと、23日に阿賀野市で野生のオオタカ1羽の死がいが見つかり、県は回収して簡易検査を行ったところ、鳥インフルエンザウイルスは陰性だったということです。
その後、環境省の国立環境研究所で遺伝子検査を行ったところ、28日になって『A型鳥インフルエンザウイルス』の陽性反応を確認したということです。病原性は今後、確定するとしていて、県は結果がわかり次第、速やかに公表するとしています。
また県は28日に、オオタカの死がいが回収された場所から半径10km圏内を『野鳥監視重点区域』に指定したほか、区域内の野鳥の監視を強化するとしていて、29日午後3時時点で、異常は認められないとしています。
さらに、この区域にある養鶏場に対しても異常がないことを確認したということで、防疫対策の再徹底を指導したということです。
県は野鳥が死んでいたとしても直ちに鳥インフルエンザへの感染を心配する必要はないものの、同じ場所で多数の鳥が死んでいる場合は、素手で触らずに最寄りの地域振興局健康福祉(環境)部または県庁環境対策課に連絡してほしいとしています。
今季、県内で回収された野鳥から鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは、10月21日に長岡市で回収されたオオタカに続き、2例目です。
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