無投票の見通しから一転 「原発を動かす覚悟なんかはしていない」反原発団体の共同代表が出馬表明 柏崎市長選挙

BSN

告示まで“4日”と迫る中の出馬表明となりました。任期満了に伴う新潟県 柏崎市の市長選挙に6日、反原発団体の共同代表を務める阿部由美子さんが立候補すると表明しました。

【阿部由美子 氏】「原発の再稼働を望んでいるのは全ての柏崎市民ではない。原発を動かす覚悟なんかはしていないということを皆さんとともに示したい」

柏崎市長選に無所属で立候補することを表明したのは阿部由美子さん 62歳です。

柏崎市出身で、市内で飲食店を経営するほか、反原発を訴える市民団体の共同代表を務めています。

柏崎市長選をめぐっては、これまで再稼働に反対する市議らや市民団体が統一候補の擁立を模索。その後、共産党が独自候補の擁立にも動きましたが、いずれも断念していて『無投票』となる公算が大きくなっていました。

【阿部由美子氏】「民主主義のために誰も出ないっていうのは、どうなのって思って。選挙がなかったらみんなが"嫌だ”という気持ち、投票の先がない」

市長選には原発再稼働の「条件付き容認」を掲げる現職の桜井雅浩さんが3選を目指し、立候補を表明しています。

市長選は10日告示、17日投開票です。