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拉致国民大集会『あの叫び』が石破総理の運動の原点「全ての日本国民が共有せねばならないこと」

BSN新潟放送 / 2024年11月25日 18時52分

BSN

拉致被害者の帰国を求める集会が23日、東京都内で開かれました。「私たちは決して諦めない」という拉致被害者の家族に対し、石破総理が「拉致問題に取り組む原点」と話したのは、あの早紀江さんの訴えでした。

23日、開かれた国民大集会。横田めぐみさんの母 早紀江さんや弟で拉致被害者家族会代表の拓也さんらが出席し、「北朝鮮の工作、謀略に乗ることなく、毅然とした外交を貫いてもらいたい」と石破総理に要望を伝えました。

【拉致被害者家族会 横田拓也 代表】「日朝両政府はタイムリミットがあることを強く意識してほしいと思います。万が一、親世代が亡くなった後に拉致被害者が日本に帰国できたとしても心から喜ぶことはできません。私たちは決して諦めません」

曽我ひとみさんは母 ミヨシさんの救出を訴えました。
【曽我ひとみさん】「私が看護師の勉強を始めたころ、

母は誰にも言わずに私の合格を願って、毎日毎日お宮参りをしていたと後で聞きました。そんな優しく本当に心の温かい母と半世紀にも近くなるこの年まで一度も会えないなんて、本当に悔しくてたまりません」

拉致被害者と家族の訴えを聞いた石破総理は…
【石破総理】「私はその場面をありありと覚えているのですが、『私は信じないと』」『めぐみは生きている』というふうに叫ばれた」

「あえて叫ばれたと申し上げますが、それが私のこの問題に取り組む原点でもあります」

それは2002年の日朝首脳会談で、めぐみさんは“死亡した”という北朝鮮の主張を伝えられた後の会見です。
石破総理は、拉致議連の会長として横田滋さんの隣に座っていました。

【横田早紀江さん 当時の会見】「絶対にこの何もない、いつ死んだかどうかということさえ分からないような、そんなことを信じることはできません。ほんとに、めぐみのことを愛してくださって、いつもいつも取材してくださって、めぐみちゃんのことをいつも呼び続けてくださった皆さまに、また、祈っていてくださった皆さまに心から感謝をいたします。まだ生きていることを信じ続けて闘ってまいります。ありがとうございます」

【石破総理】「あの叫びを忘れることはないし、これは全ての日本国民が共有せねばならないことだと」

早紀江さんは88歳になった今も信じ、娘の帰りを待っています。
【横田早紀江さん】「本当に日本はこんなことでいいんでしょうか?国民全部が『自分の子供だったらどうするだろうか?』という思いで、わが兄であったら、我が妹であったら、本当にどんな思いをするだろうかと毎日思って応援していただきたいと思います」

「必ずみんなが元気で帰ってきて、皆さんありがとうって涙を流して皆さんに喜びを伝える日が必ず来る日を私たちは必ず信じて待ち望んでおりますので、どうかよろしくお願いいたします」

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