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数年前からの空き家敷地の土中から「行方不明の70代男性か」死体遺棄事件とみて捜査本部を設置 16日夕方に捉えた捜査員の姿 新潟県聖籠町

BSN新潟放送 / 2024年12月17日 20時5分

BSN

16日夕方、新潟県聖籠町にある空き家の敷地の土の中から、男性の遺体が見つかりました。

警察は新潟市に住む70代の男性が行方不明になっていることを明らかにし、この男性が事件に巻き込まれたとみて、死体遺棄事件として捜査本部を立ち上げました。

16日午後4時頃、聖籠町の次第浜(しだいはま)に並ぶ捜査車両…。

空き家の敷地内で、捜査員が辺りを照らしながら、何かを探しているようにも見えます。

【記者リポート】
「捜査員がスコップを使っていますね…」

捜査本部によりますと、この空き家の敷地の土の中から、16日午後4時半ごろに身元不明の男性の遺体が見つかったということです。

遺体は衣服を身に着けていて、亡くなってから相当の期間がたっていたということです。

かなり深く掘ったのか周囲には“土の山”も確認されたほか、午後6時ごろにはブルーシートに覆われた先で、担架を使ってものを運ぶ様子も見られました。

そして、翌日の17日午後1時半。
新潟県警は『死体遺棄事件』として捜査本部を立ち上げました。

【新潟県警本部 阿部吉晴 刑事部長】
「聖籠町次第浜地内において死体が発見され、死体遺棄事件と判明したことから、本日、新潟警察署に刑事部長を長とする95人態勢の捜査本部を設置しました」

捜査本部によりますと、新潟市中央区に住む70代の男性が10月中旬から行方不明になっていて、この男性が事件に巻き込まれた可能性があるということです。

男性は一人暮らしで、男性が住む住宅に新聞がたまっていると消防に通報があり、親族から10月下旬に行方不明の届け出が警察に出されていたということです。

捜査本部では、新潟県聖籠町で見つかった遺体が、行方不明になっている男性の可能性があるとみています。

新潟市から20km以上離れた聖籠町で一体何が…。

捜査本部は、捜査の過程で新潟県聖籠町に遺体が遺棄されている可能性が分かり、16日に遺体を発見しました。

男性の遺体が見つかったのは、閑静な住宅街の敷地内です。

近隣住民からは不安の声が聞かれました。

「怖いですね」
「犯人が近くにいないことを願うばかりですね。幼稚園もありますしね…」

「保育園から、事件があったから早めに迎えに来てほしいと連絡があったので…。もう、本当に怖いですし、こうなると思っていないから驚きしかなくて」

近隣住民によりますと、遺体が見つかった民家は数年前から空き家になっていたということです。

警察は、司法解剖を行うなどして、死亡原因の特定や身元の確認を急いでいます。

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