警察官を騙り「特殊詐欺の容疑がかかっている」 40代男性が現金225万円だまし取られる

BSN

新潟市中央区の40代男性が、警察官を騙る男に現金225万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭っていたことがわかりました。男性は「特殊詐欺の容疑がかかっている」などと言われ、だまされたということです。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと12日、被害男性のスマートフォンに「＋」から始まる番号から着信がありました。電話に出ると“警視庁の警察官”を名乗る男が男性に対し「特殊詐欺の容疑がかかっている」などと話しました。

さらに、男は次のように話したということです。
「あなたの口座に犯罪の金が流れている」
「犯人は、あなたを共犯者だと言っている」
「口座の金の流れや金そのものを調べる必要がある」

「お金は捜査が終了したら返却する」

信じ込んだ男性は、男から指定された口座に4回にわたって現金225万円を振り込みだまし取られたということです。
その後も男から電話があったということですが、話の内容に矛盾があったことから、男性は詐欺に遭ったのではないかと気づき、警察に相談したということです。
警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

新潟県内では、警察や検察を騙る男からの電話で、特殊詐欺の被害に遭うケースが後を絶ちません。
警察は「警察が送金を依頼することはない」などとしていて、相手は言葉巧みに不安な心理に付け込んでくるとして「少しでも不安を感じたら、一度電話を切り、身近な家族や知人、最寄りの交番などに相談してほしい」と話しています。