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寒波から“自宅を守る”術 水道管や給湯器の凍結を防ぐポイントは『保温』

BSN新潟放送 / 2025年1月8日 19時24分

BSN

寒波の影響で、大雪とともに懸念されるのが気温の低下。そうした場合には、給湯管や水道管の凍結に注意が必要です。
住み慣れた我が家や設備を守るために、私たちはどうすれば良いのでしょうか?

“給湯器”を守るために、“給湯管”の保護を

新潟市の住宅メーカー『モリタ装芸』によりますと、寒くなる時期には給湯器が凍結してしまい、翌朝にお湯が出ない、あるいはお風呂に入れない、というトラブルが多くなるそうです。

給湯器の破損にもつながりかねない凍結。
これを防ぐために大事なのは、“給湯管”の保護です。

家の外にある給湯器のふたを外すと見える「給湯管」。

最近の新築住宅では多くの場合、スポンジ状の保温材があらかじめ巻かれていますが、築年数が経った住宅などでは保温材を巻く必要があります。

ご自宅の給湯管に保温材がない場合には、毛布など厚いものを巻いておくと凍結を防げるそうです。
ただし薄いタオルなどでは、それ自体が凍りやすいため注意が必要です。

賃貸住宅の場合には、管理会社に相談するのが良さそうです。

さらに給湯管を守るためには、入浴後のお風呂の『お湯』をためておくことも重要です。残り湯の熱が伝わることで、給湯管の凍結を防ぐことにもつながります。

また、お風呂のお湯をためておくと、もし水道管が凍って“断水”になった場合に、生活用水としても使うことができます。

“水道管の凍結”を防ぐポイントは… 

これからの時期には「水道管の凍結」にも気を付けなければいけません。
水道管は-4℃以下で凍結するともいわれています。

新潟市水道局によりますと、水道管の凍結を防ぐポイントは『保温』です。

まずは、屋外でむき出しになっている水道管に発泡スチロール製の保温材や緩衝材などを取り付けましょう。

また、家の中でもできることがあります。

水道管の凍結を防ぐために家の中でもできることは、『少量の水を夜から朝にかけて出し続けること』です。

ポイントは、出し続ける水の太さを“2mm程度=鉛筆の芯”ほどにすること。
ただし、もちろん水道料金がかかってしまうので注意が必要です。

場合によっては自治体から、「水道の使用を控えてほしい」などとする情報が出ることもありますので、最新の情報には注意するようにしてください。

もし水道管が凍結してしまった場合には、40~50℃程度のお湯でゆっくりと溶かしていくのがベストだということです。
熱湯をかけてしまうと、水道管の破損につながる恐れがあるそうです。

新潟市水道局では、蛇口を開けた後にタオルをかけて保温効果を高めてから、そこにゆっくりと40~50℃のお湯をかけて解凍する方法を紹介しています。
また、ドライヤーの温風や温めたタオルで、ゆっくりと温めることも効果的です。

仮に床下や壁の中などにある水道管が凍ってしまった場合には、部屋を暖めて待つことも得策です。

万が一、水道管が破裂した場合には、水道メーター内の止水栓を閉め、「水漏れ」による二次被害を防ぎましょう。

強い寒波が新潟県を襲った2023年1月には、新潟市や佐渡市で水道管や給湯器が凍結して、水やお湯が出なくなるというトラブルが多発。
水道管の破裂による漏水も相次ぎました。

新潟市水道局では、人が住んでいない建物では水道メーター脇にある止水栓をあらかじめ閉めておくなどの対策をしてほしいと呼びかけるとともに、水道管の破裂によって水漏れが起きた場合には、修理業者に対応を依頼してほしいとしています。

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