大雪警報発表 今季“最強寒波”で10日は上･中越の山沿いで最大70cmの降雪量予想も 新潟県

BSN

今シーズン最強クラスの寒波は、10日にかけても続きそうです。
新潟県内でも、上中越の山沿いでは24時間で70cmの雪が降る見込みで、10日は警報級の大雪となるところがありそうです。

【記者リポート(JR只見線 越後須原前)】
「在来線の駅舎の屋根の雪を、作業員10人ほどで雪下ろししています…」

雪は8日から本格的に降り続き、魚沼市守門では午前2時までの24時間に49cmの雪が積もりました。

雪には慣れているという住民からはこんな声が聞かれました。
「私らみたいに高齢者は大変です」
「スキー場はありがたいですけどね」

千葉県から来た観光バスの運転手は、午前中から雪下ろしに追われたそうです。

「きのう来たときは雪が全然なかったですからね」

「一晩でこれくらい積もった感じですよね」

午後5時現在の積雪は、魚沼市守門で1m85cm、津南町で1m51cm、妙高市関山で1m6cmなどとなっています。

【記者レポート(新潟市中央区 9日午前8時半ころ)】
「車道には雪は積もっていないんですが、歩道にはシャーベット状の雪が残っています」

【街の人】
「しばらく降ってなかったので、新潟人でも気が参ります」
「転ばないように頑張ります」
「思ったほど雪がそれほどでもなかったから良かったです」

さらに9日は風も強く、新潟市東区では28.3ｍの最大瞬間風速を観測しました。

また新潟県の上中越には、9日午後6時半に『大雪警報』が発表されています。

10日の新潟県内は、山沿いを中心に、平地でも大雪となり、警報級の大雪となるところがある見込みで、夕方までの24時間予想降雪量は、多いところで、上中越の山沿いで70cm、上中越の平地で30cmなどとなっています。

新潟地方気象台では、上中越の山沿いでは10日未明から昼前にかけて大雪による交通障害に警戒し、夜遅くにかけては県内全域で高波にも注意・警戒するように呼びかけています。