新潟で多彩な日用雑貨を扱っていた『utika』を営んでいた三条市の「宇智華」が倒産 新潟県
BSN新潟放送 / 2025年1月16日 20時51分
日用雜貨の小売を手掛けていた、新潟県三条市の『宇智華』が12月13日に自己破産を申請し、25日には新潟地方裁判所三条支部から破産開始の決定を受けていたことが、1月16日にわかりました。負債総額は、約2億6300万円だということです。
新型コロナウイルス禍の後も客足が戻らず、かねてから販売不振が続いていたものとみられています。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチや帝国データバンクによりますと、三条市荒町で1999年に設立された「宇智華」は、同所や新潟市内で日用雑貨の専門店『utika』を展開。
かばん・タオル・帽子・ストール・靴下などの服飾雑貨のほか、キッチン用品やテーブルウェア、さらには食品や文具、ベビー用品などの各種雑貨を取り扱い、女性客を中心に広くその名は知られていました。
2014年1月期の売上高は約3億1400万円を計上。新潟県内では中堅に位置していましたが、新型コロナウイルス禍での行動制限で来店客数の減少を強いられました。
一方で消費者の間には、通販ECサイトが台頭。その影響からか店頭で商品を手にしてもその場での購入には至らないケースも見られ、2024年1月期の売上高は約1億7300万円にまで減少しています。
全国的にみてもその後の小売業の業況回復は遅れており、好転材料が乏しいなかで連続して欠損を計上していた『宇智華』は、返済の猶予などの金融支援も受けていましたが債務超過を脱することなくしばらく前から対外的な信用も低下。後継者難にも直面していた模様です。
また『utika』では、豊富な品揃えで客の細かなニーズに対応していましたが、そのためにかえってコンセプトを絞りきれなかったほか、多岐にわたる小ロットの仕入れの管理が経営面での負担にもなっていたとみられ、2003年3月には新潟サティ店、そして2020年3月には西新潟店を閉鎖したのに続き、2024年7月には新潟駅南店を閉店したほか、8月には三条店(本店)もたたんだことで営業店舗がなくなり、この時点で実質的な営業活動を終了していました。
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